2019年6月2日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で勝利し、大型連敗が16でストップした東京ヤクルトスワローズについてかつて監督をしていた真中満、元日ハムの岩本勉、元中日巨人の井端弘和がフジテレビアナウンサーの杉原千尋と共に語っています。
連敗脱出
過去の大型連敗 | |||
日本記録 | 18連敗 | ロッテ | 1998年 6/13~7/8 |
セ記録 | 16連敗 | ヤクルト | 2019年 5/14~6/1 |
ヤクルト | 1970年 8/4~8/25 |
アナ 遂に連敗を止めましたね。
岩本 はい。これだけ負けが込んでしまう、しかも大型連敗となってくると、ヤクルトファンでプロ野球ニュースファンの方々もなかなかプロ野球ニュースを見る気になれないという傾向もあったと聞いていたんですよね。
アナ そうですよね。
岩本 でも今日はたっぷりと勝利の試合を振り返ってみたいと思います。真中さん、どうですか?
真中 僕も連敗中は見なかったです。
岩本 あっ、そうですか。それら心が痛くなる?
真中 何かね、負けて悔しいし、解説の方に色々言われるのも悔しいし、見ませんでしたね。
岩本 今日はヒーローの大引がいい仕事しましたよね。
真中 初回のチャンスで前を打つ村上が三振したんですよね。それで2アウト満塁になったので流れが非常にイヤな感じだったんですが、この一振りは本当に大きなものでしたよね。
岩本 はい。井端さん、打者もここでは使命感で色々と考えるもんですか?
井端 そうですね。初球から手を出したのが勝ちに結び付いたというか、ヒットに結び付いたのかなと思いますね。
岩本 うーん。
井端 あそこで初球をいくのはなかなかいけないことなんですよね。
岩本 開き直った積極的な姿勢がこのタイムリーに繋がったんですかね。
井端 そうだと思います。
岩本 はい。
先発の原樹里について
今季3勝5敗 防御率4.67(6/2の試合終了時点)
岩本 そして先発の原樹里です。5/14の自分の先発から始まった連敗で、そんな責任を感じていたというコメントが入ってきたんですけど、気合いの入ったピッチングを今日はしてましたね。
真中 そうでしたね。今日の中4日での先発登板は恐らく本人にとっては初めてなんですよね。
岩本 はい。
真中 非常に気持ちというかね。気合いだけでは抑えられないんですけど、ピッチングに気持ちが入ってましたよね。
岩本 はい。まあ要所要所で自分の持っている実力だけではなく、そこに気が入っていないとアウトは取れないですもんね。
真中 そうですね。こういう時って先に3点援護してもらうと、意外と何となく守りに入ろうとしてやりづらい時があるじゃないですか。
岩本 ありますね。
真中 だけど、そんな中で本当に自分の投球を続けて素晴らしい内容でしたね。
岩本 その気持ちの入った投球がリリーフ陣にもちゃんといいバトンリレーができた試合でしたね。
投手リレーについて
ハフ 1/3回 失点0
石山 1回 失点0
梅野 1回 失点0
岩本 そして石山が帰って来ました。これはただの厚みじゃないですよね。
真中 そうですね。中継ぎ陣はもともとある程度の安定感があったんですよね。連敗中はどうしても登板過多になってましたよね。
岩本 はい。
真中 ここで石山が一人加わることによって厚みも増しますよね。今日もしっかりと投げてゲームを作りましたので、今日は連敗脱出しましたけどいい兆しが見えてきましたよね。
岩本 井端さん、そんな中でもハフがスクランブル登板のような形でマウンドに上がり1球でしっかりとした仕事をしました。
井端 そうですね。あれが大きかったですよね。緊急登板だったと思いますんで、あそこでランナーを出しちゃうと後手になったんじゃないかなと思うんで、そこで止めたのは良かったですね。
岩本 投打の噛み合った試合でしたね。
以上です。