2018年11月19日にテレビ朝日で放送された「帰れマンデー見っけ隊!&中居正広の身になる図書館」で中日ドラゴンズの松坂大輔がソフトバンク時代に故障をしてバッシングされていた時期、そして復活までを語っています。聞き手はスタジオに色んな人がいるんですが、それをまとめて中居正広として書き起こしています。
中居 ソフトバンク時代の3年間に1回しか登板がありませんでした。色んな目線があるわけじゃないですか。
松坂 はい。
中居 ファンの方々からもそうだし、球団からとかも。でも多分、自分が情報をシャットアウトしていても入ってくるヤジも聞こえてくるわけじゃないですか。
松坂 はい。
中居 そういうのって、どう耐えるんですか?
松坂 いや、プロ選手である以上はやっぱりお金を貰っていますし、これは叩かれるのは仕方ないっていう。もう受け入れるしかないって思ってましたね。
中居 まあ、ネガティブな記事とかもあったりするわけじゃないですか。そういうのとかって見たりするんですか?
松坂 見ないに越したことはないと思うんですけど、やっぱりどこかで気になってしまうというか、でも見てしまって後悔してっていう。
中居 でも、さっきのVTRであった(2016年10月2日)ソフトバンク時代の楽天戦の登板は見るのが本当に辛かった。(※結果は4連続四死球を含む3連打を浴び1回5失点で降板)
松坂 投げさせてもらったんですけど、やっぱり肩自体が痛くて痛くてしょうがなくて、バッターとは勝負できてなかったですね。
中居 うーん。
松坂 もう痛くならないように投げるのはどうしたらいいんだと、あのマウンド上で考えているんで。
中居 えぇぇ!?
松坂 はい。
中居 そういう時にベンチに戻って、誰かが励ましの声を掛けてくれるんですか?
松坂 いやぁ、ベンチの雰囲気が申し訳ないなと思いましたね。やっぱり自分がこの雰囲気にしてしまったという。
中居 そうか。
松坂 もうみんなもどう声を掛けていいのか分からないというのが僕に伝わってくるので。
中居 うーん。中日での復帰戦はいつでしたっけ?
松坂 えーっと、4月5日ですかね。
中居 その時は緊張しました?
松坂 いや、なかったです。
中居 え!松坂選手はどんな試合でも「緊張しない」って言うんですよ。あれだけ大舞台にも立ってますからね。でもさすがに中日の最初の復帰戦は緊張したんじゃないかなと思って。
松坂 それよりも、もうどうにもならなかったソフトバンク時代の楽天戦ですね。
中居 うん。
松坂 あの試合はもうちょっと自分でもどうなるか分からなかったというか、自信を持ってマウンドに上がれてないですし。
中居 うーん。
松坂 でも、自分の名前がコールされて、マウンドに上がる時にスゴい歓声が湧いて。
中居 うん。
松坂 あれで完全に浮き足立ちましたね。初めて。
中居 あっ、その時はさすがにいつもの自分と違う感じになった。
松坂 久しぶりに歓声をもらったからなのか。
中居 うん。ちょっとフワフワしてる感じ?
松坂 そうですね。初めてああいう感覚になりましたね。
中居 いやぁ、でも3年辛かったよね。尋常じゃないと思う。
松坂 いやいや。
以上です。
野次も給料のうちというプロ意識ですよ。