2019年4月21日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のアリゾナダイヤモンドバックス戦に今季5試合目の先発をし、3敗目を喫したシカゴカブスのダルビッシュ有の投球について小早川毅彦がフリーアナウンサーの上田まりえと共に解説しています。
この日の田中の投球内容
5回85球 被安打5 奪三振7 与四球3 失点3
今季1勝3敗 防御率5.96(4/21の試合終了時点)
ダルビッシュの試合後のコメント
ダル もちろん毎試合勝ちたいと思ってますし、特に先発みんながスゴく調子がいいので自分もそれに乗っていきたいと思っているんですけど。まあ悪くはないけど、めちゃくちゃ良いというわけでもないので。たまたま横にいたリゾに「何かアドバイスをくれ」と聞いたら「お前怒れ」と言われて「お前は怒らないとダメだ 自分のことを考えすぎるから」と。そうかなあと。何に怒りを燃やせばいいのか分からんけど、とりあえずマウンドでキレていこうと思って。フォームのことはそこまで深く考えずに「ただ思い切り投げたるねん」と思いながらでいったら真っ直ぐでも見逃し三振が取れたし、スライダーもスゴく良かったし。
小早川の解説
アナ リゾ選手に相談して「もっと怒れ」と言われて奮起したということですが、インタビューでも所々で関西弁が出てきたりで穏やかな感じでしたが。
小早川 とても本音が出てきているようでしたね。まあ数字だけ見ると5回3失点とちょっと内容的には厳しい感じがあるんですけど、三振を7個も取ってますし、ストレートとスライダーの質は良くて尻上がりに良くなってきていましたんでね。
アナ 序盤はどうでしたか?
小早川 序盤はコントロールが定まらず、カウントを整えにいくボールを打たれて。しかし三振は毎回取れて、波はあるんですけど今日のボールの質は非常に良かったと私は思いました。
アナ 三振は取れてもコントロールが乱れるというシーンもありましたが、その原因はどこにあるんでしょうか?
小早川 ダルビッシュは肘の手術をしましたよね。
アナ はい。
小早川 肘の手術をした投手によくあるんですけど、投げることのトレーニングはしてないんですけど、その他は色々と鍛えているんですね。
アナ はい。
小早川 やっぱり筋肉のバランスといいますか、その辺で微妙にズレているんじゃないかなと私は思います。
アナ どこかを痛めたりで何か問題があるわけではない?
小早川 それはないと思いますね。今日のボールを見ますと、本当にいいボールが投げられていますのでそういった不安はないと思います。
アナ うーん。
小早川 やっぱりコントロールできないときと、できるとき、というのがダルビッシュの中でも混在しているような感じがしましたね。
アナ 今日は内容も悪くなかったですもんね。
小早川 はい。本当にボールは良かったですし、次回以降の登板では怒って。
アナ あぁ、そうですね(笑)
小早川 はい(笑) 怒って投げればいい投球ができるんじゃないでしょうか。
以上です。