2018年5月22日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」で開幕から2ヵ月が経って2017年に比べてホームランが増加していることについて元横浜の高木豊、元日ハムの岩本勉、元ヤクルト広島の笘篠賢治がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。

 

【本塁打数の比較 (開幕から約2ヵ月)】

2017年248試合で375

↓プラス47

2018年247試合で422

 

 

高木 ホームランで勝敗が決まることが非常に多くてですね、苫篠さん。

 

苫篠 多いですね。これは完全に目立ちますよね。

 

高木 ホームランを避ける方法って苫篠さんだったら、どう考えますか?47本も増えている。

 

苫篠 バッターというのは色んな速さだとか変化球でもそうですけど、対応するためにマシーンを使いながら技術を上げる事が出来るけど、ピッチャーってそうはいかないじゃないですか。

 

高木 うーん。

 

苫篠 そういう部分を考えると、厳しいインサイドというのはどうしても必要になってきます。

 

高木 なるほどね。ガンちゃんは投げる時にホームランを避けたい場合にはどう投げていた?

 

岩本 まあ、低めボールを集めるという大前提があるんですけど、その低めにしっかりとバットを出させる工夫が必要になってきますよね。

 

高木 うんうん。

 

岩本 それと最近で見ますと、飛ぶ飛ばないじゃなくてボールの変更で縫い目がちょっと高くなり細かい変化をつけられるようになったんですよね。

 

高木 うん。

 

岩本 緩い曲がり球で打者の目線を大きくズラすというのが少なくなったと思うんですよ。なので、細かい細かい変化球でバットに乗る事が多くなったんですよね。最近はビルドアップした選手も増えてきたので、その分遠くに飛んでいく打球でホームランが増えたのかなと個人的に思っています。

 

高木 うん。アメリカでは統計を取ると縦割れのカーブが1番被打率が低いみたいです。

 

岩本 そこですよね。緩い曲がり球を投げるピッチャーが減ったというのも感じていました。

 

高木 そうですよね。1つはインサイド、もう1つはカーブ。これがポイントになってくる可能性がありますね。

 

アナ はい。

 

 

以上です。

最近、カーブへの再評価がされている傾向にありますね。MLBだとフライボール対策としてカーブが有効という話ですし、投手大谷やマイコラスはカーブで相手を幻惑しているようなのでこれからはまたカーブの時代になるのかもしれません。

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