2021年11月24日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日の東京ヤクルトスワローズvs.オリックスバファローズの日本シリーズ 第4戦で冴えるリードを見せたヤクルトの中村悠平について横浜で監督をしていた大矢明彦がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
アナ ヤクルトが日本シリーズ 第4戦を制して3勝1敗で日本一へ王手としました。大矢さん、投手陣をリードした中村選手は素晴らしいですね。
大矢 そうですね。第3戦では少し手詰まりがあったんですよ。同じ球種が続いたりしたんだけど。
アナ うんうん。
大矢 今日、中村のリードで一番光ったのが9回表なんですよね。2アウトランナー2塁の同点のチャンスでバッターがT-岡田のところ。
アナ はい。
大矢 ここで抑えのピッチャーマクガフに2ボール2ストライクのカウントで勝負にいかせず、フォークを投げてボールになってフルカウントにしてバッターの頭の中に「どっちかな?」って考えさせた。それで最後の球のフォークが高かったんだけど、前の1球で考えさせたがためにフルスイングさせなかった。
アナ なるほど。
大矢 中村のリードの良さっていうのは相手が打ってくるか打ってこないかというのをよく見てますね。
アナ はい。
大矢 だからここは打ってこないと思ったらポーンっとストレートを投げさせたり、打ってくると思ったらボール球でしつこく誘ったり。その良さが9回表2アウトの一番いい場面に出ましたね。フルカウントを怖がらないリードですね。
アナ 打っても存在感を示してますしね。
以上です。
頼れるキャッチャー。