2018年4月29日にテレビ朝日で放送された「サンデーLIVE!!」という番組でこの前日にニューヨークヤンキースのエースのセベリーノから第4号ホームランを打ったエンゼルスの大谷翔平の打撃についてヤクルトで監督をしていた古田敦也が番組MCの東山紀之、スポーツタレントの浅尾美和、メ~テレのアナウンサー浜田準(以下アナとして表記)と共に語っています。
アナ 昨日の試合は8試合ぶりのホームランとなりましたが古田さん。
古田 はい。このホームランは本当に価値があるんですよね。なぜかと言いますと、大谷君は今まで3本ホームランを打っているんですけど、アウトコースの速球と変化球をホームランにしていたんです。だから、インサイドの速い球が打てないんじゃないかと言われていたんです。
【大谷の1~3号までのホームラン映像が流れる】
古田 第1号は内角のカーブ。このピッチャーはカーブがいいピッチャーなんですけど、このピッチャーの得意の球を打った。これもすごいんですよ。
東山 うん。
古田 第2号はクルーバーから打った外角のストレート。クルーバーはサイヤング賞投手で所謂、最優秀投手賞の投手ですね。それを獲っているピッチャーのアウトコースのストレートを左中間に打つんですね。
東山 はい。
古田 そして、第3号のホームランもアウトコースのストレート。だから、インサイドの速い球が打てないんじゃないかなと言われてたんで、ヤンキースのエース格のセベリーノがインサイドを攻めるんですよ。
浅尾 そっちも打てる。
古田 それを打っちゃうんですよ。
浅尾 凄い。
古田 これは157キロの速球を打ったっていうのが、もう弱点が無くなったなというのが1つなんですけど、この相手のエース格を打ってるのが大きいです。
東山 へぇ~。
古田 メジャーを代表するピッチャーをばんばん打っていくんでチーム内での価値が上がっていくんです。「やっぱり大谷って外せないな」とか「多少、怪我をしていても出てくれよ」と言われるぐらいの選手になってきた。だから、このホームランの価値は大きかった。
アナ その中で昨日は怪我で交代ということで東山さん、ちょっと心配なところがありますよね。
東山 まあ、ピッチャーもやらないといけないですし、僕らも見たいですしね。早く治してほしいなと思いますね。
古田 野手だけをやっているならテーピングをして出れる可能性もあるんですけど、やっぱりピッチャーは100%の力を出せないといけないんでね。
東山 すぐに怪我をしたのが分かった感じですもんね。
古田 そうですね。これは明らかに自分で「やったな」というのは分かった感じですけど。
アナ これはベースの端っこを踏まないといけないもんなんですか?(大谷はベースの端っこを踏んでいる)
古田 これは1塁の選手がベースのほぼ真ん中を踏んでいるんでね。大谷は人がいいんでちょっと避けたんですよ。普通は1塁の選手もベースの端っこを踏んでランナーの方が真ん中を踏むんですけどね。
アナ 今日の新聞にも取り上げられていますが、左足をひねっている瞬間の写真が。
古田 はい。内側のねんざ(大谷は内側にグネっている)ですね。普通のねん挫は外に曲がるんですけど。
浅尾 こういうのって野球選手はよくあるんですか?
古田 これはよくあります。だから、野球中継をよく見ていたらもうアウトだと判断したらファーストベースを踏まない奴がいるんです。通過するんです。
一同 あー。
古田 それは怪我を予防するためです。よくあるんですこれは。
以上です。
エース格の内角の速球を見事に打ち返したのは凄いですね。怪我が心配なんですけど、出れる試合があるなら毎日見たいですよね。