2019年3月にBS1で放送された『球辞苑』で井端弘和が内野の難しい後方のフライの捕り方を番組MCの徳井義実と共に語っています。
テーマは『テキサスヒット』の回でそれを防ぐために一番難しい後方のフライの捕り方を語っています
徳井 井端さんにテキサスヒットを防ぐ、後方のフライの捕り方。非常に難しいプレーではあると思うんですけど。特に難しいエリアはどこになるんでしょう?
井端 ショートで言わせてもらうと、定位置がこの辺としたら。
井端 この真後ろでしょうね。
徳井 真後ろなんですね。
井端 やっぱり角度があると、首を傾けたらボールが見えるんで。それが完全な後方だと本当に背走しないといけないんで、背走して捕るというのはやっぱり難しいですね。いつボールが(視界に)出てくるかも分からないですし。
徳井 ではこの難しいゾーンのフライの捕り方のテクニックを教えてほしいと思います。
井端 一番難しいのはちょうど全力でボールを見ないで背走して捕るというものだと思います。
徳井 うんうん。
井端 僕はそういう打球の時は、正直適当に真っ直ぐ後ろに走っていって、位置的にはセンターかレフトを見ればその外野手の目線が分かるんで、「この辺かな?」っていう感じで。
徳井 ほぉー。
井端 あとは上がった瞬間からそろそろ落ちてくるんじゃないかという滞空時間を予測してパッと見ますね。そうすると大体ボールが視界に出てきます。
徳井 えぇ!そんな大体な感じでやってるんですか!?(笑)
井端 そうです。
徳井 外野の二人の目線から推測して大体の位置を?
井端 そうですね。
徳井 ボールは全く見てないんですね?
井端 見てないですね。時間がないので。
以上です。
意外と勘で捕るということなんですね。経験がないとできないです。