2023年 プロ野球選手100人が選んだナンバー1 「走塁部門」

2022年11月11日にフジテレビで放送された『S-PARK』でプロ野球選手100人が選ぶ走塁部門のランキングが紹介されていました。ナレーションと共に進行します。

走塁部門 第4位

長岡秀樹　よーいどんで、もう5歩くらい離れてた。

末包昇大　一塁からヒット1本で三塁まで行く速さがずば抜けてるなと。

山田哲人　並木で。

今シーズン、セ・リーグ3位の15盗塁のヤクルト並木秀尊が5票を獲得。プロ3年目で初のランクイン。

走塁部門 第3位

石川慎吾　盗塁が欲しい場面でキッチリ決める。

紅林弘太郎　盗塁でタッチにいくんですけど、スッとくるので怖いというか。

西村天裕　和田康士朗。

2年前の走塁部門のチャンピオン、和田康士朗が6票を獲得。パ・リーグ全選手の盗塁成功率でトップ。その盗塁成功率は驚異の9割超え。

失敗は一度のみと抜群の安定感で盗塁を狙う、まさに足のスペシャリスト。

高橋光成　絶対にこんなこと言っちゃいけないんだろうと思うけど「どうぞ」って思ってます。「二塁に行ってください」と(笑)　走られるプレッシャーがかかるんだったら、対バッターで抑えたらいいかなと思わせる選手ですね。

走塁部門 第2位

秋広優人　守っていてもどんどん次の塁に行かれそうだなと思います。

東克樹　盗まれてるんじゃないかとか。投球フォームとか。

大山　どんな打球でもホームに帰ってきてくれるんですよね。近本ですね。

阪神・近本光司がルーキーイヤーから5年連続のランクイン。プロ入り5年間で4度の盗塁王に輝いた近本ですが、得点数83と三塁打の数12は12球団トップ。持ち前の俊足でチームの日本一貢献した。毎年虎の韋駄天に苦しめられるセ・リーグの選手たちにはついつい本音が・・・。

小笠原慎之介　「クイックを速くしなきゃいけない」っていう気持ちでコントロールが悪くなって次の打者をフォアボールで出したりとか。チームに影響を及ぼすような嫌な選手なので、できれば対戦したくないです(苦笑)

岡本和真　(走ってきそうな気配は)ないんですよね。普通に(塁上)で「おざーす」って言って、気付いたらおらんくなってる。

今永昇太　ピッチャーがやってほしくないことを全てやってくるような。自分でチャンスメイクしてツーベース、スリーベース打ってくる選手なんで、全チームが欲しい1番じゃないかと思います。

走塁部門 番外編

1位の発表、その前に・・・。日本シリーズ 第1戦で流れを変える盗塁を決めた阪神・佐藤輝明が1票を投じたのは意外な選手だった。

佐藤輝明　走塁部門はミエセスですね(笑)

阪神のムードメーカー、助っ人のミエセス。

佐藤輝明　神宮で雨天中止になった時にみんなを盛り上げる走塁をしていたので、走塁部門1位です。一番スゴい走塁でした。そこまで線でええやろって思ったっすけどね。おもろかったです。

走塁部門 第1位

田村龍弘　あいつがおることによって盗塁とか、ワンバンとか、全てにおいてダルくなるし。

中村悠平　「お前キモいな、速すぎて」って言いました(笑)

清宮幸太郎　風。風っす。

種市篤憚　動物的な例え。チーター的な。

蛭間拓哉　チーターみたいな感じですかね(笑)

石川昂弥　周東さん。

ソフトバンクが世界に誇るスピードスター周東祐京が3年ぶりに王者に返り咲き53票を獲得。意表を突かれた牽制もお構いなしに強行突破。

バントの打球がピッチャーの目の前に転がっても。

松井裕樹　あれ僕の時ですかね。あり得ないですよね(笑)　もうイヤ過ぎ。

どんな場面でもとにかく速い。中でも投票した選手のほとんどが口にしたのはあの名場面だった。

床田　WBC見て、村上選手がサヨナラ安打を打った時に、もう気付いたら大谷選手の真後ろにいたみたいな。

青木宣親　何度も見ましたけど、あれは速い速い。大谷を抜かしそうなくらい。

WBC準決勝のメキシコ戦。1点を追う9回に大谷の2塁打からノーアウト1-2塁。ファーストランナーは代走の周東。今シーズンメジャーで20盗塁の大谷が3塁を回ると、ボールは内野手へ。しかし、周東は既にホームイン。

この時のスピードは時速33.4キロと、なんと原付バイク並み。決勝進出の陰の立役者となった。

1位周東の言葉

周東祐京　他の選手の方々に言っていただけるのは嬉しいです。

実に過半数の票を集めた球界きっての韋駄天にこんな声も・・・

近本光司　「この距離ならいける」みたいなのをスゴい準備してるんじゃないかな。

坂本勇人　上手さもありますし、状況判断というのは走塁ではスゴく大事なんで。

一流選手も舌を巻く、状況判断のスゴさ。そこには周東ならではのこだわりがある。

周東祐京　試合中は色んなことを見ることが大事かなと思います。

一般的に走塁においての「見る」とは相手の守備位置を指しますが・・・

周東祐京　チームメイトの打球はある程度、ここに飛べばどれくらいまで行けるかっていうのは分かってるんで。分かる情報は多い方がいいと思ってるんで、そこが大事かなと。

チームメイトの打球の癖も把握して状況判断に生かしていたのだ。世界を驚かせた走塁技術はずば抜けた観察力の賜物なのだ。

以上です。