2021年2月6日にスカイAで放送された『猛虎キャンプリポート2021』で岡田彰布がオリックスバファローズ監督時代の柳田悠岐のエピソードについて朝日テレビアナウンサーの高野純一と共に語っています。

 

この話の前に阪神の佐藤輝明の話があり、そこから柳田の話になりました。

 

アナ 柳田選手も1年目からバンバン活躍したわけじゃないですもんね。

 

岡田 よく試合に出だしたのも3年目かなんかでしょ。

 

アナ はい。

 

岡田 2年目の後半に1軍に上がって来たんよ。

 

アナ ほぉー。

 

岡田 忘れもせえへん。オリックス戦で上がって来たんよ。それでピッチャー西よ。

 

アナ おぉぉ(笑)

 

 

岡田 ホテルに行かず空港から福岡ドームに行って試合したんよね。

 

アナ はい。

 

岡田 そこからミーティングして。スコアラーが「今日2軍から柳田という選手が上がってきます」と。あぁあの柳田かと。広島経済大学出身でドラフトで獲ろうと思ったけど、ソフトバンクが2位で獲ったからね。それで「どんなんや?」って聞いたら「ど真ん中の真っ直ぐしか打てません」って。

 

アナ ハハハ(笑)

 

岡田 それを聞いてミーティング終わったんよね。それで7回裏 1対1よ、2アウト2塁よ、バッター柳田。7番ぐらい打ってたかな。それでピッチャーは西。

 

アナ はい。

 

岡田 「これは歩かせよう ちょっと危ないぞ」って言うて。それでも「いや、ど真ん中の真っ直ぐしか打てません」って言うから。

 

アナ はい(笑) 

 

岡田 それでも次は8番バッターやしなと思って、「そうか 大丈夫やな」と。そこから2ストライク1ボールから真ん中低めのフォークよ。ストライクからボールになるフォーク。右手一本でセンター前に決勝打を打たれて。

 

アナ うわー・・・。

 

岡田 試合終わったらスコアラーがいてなかったなぁ。スコアラーが逃げておらんかった。

 

アナ ハハハ(笑)

 

岡田 「お前、ど真ん中の真っ直ぐしか打てん奴が1軍に上がってくるか!」って言うたろかなと思ったけど(笑)

 

アナ (笑)

 

岡田 ピッチャー西で2対1で負けた。

 

アナ そうですか。

 

岡田 その次の年の3年目ぐらいから本格化して。そんなん(オリックス監督時代に)一杯あるわ。

 

アナ ハハハ(笑)

 

岡田 しかし・・・「ど真ん中の真っ直ぐしか打てません」っていうプロ野球選手おる?(笑)

 

アナ でも柳田選手について何も知らない状態であのスイングを見てたら、そう見えちゃうかもしれないですよね(笑)

 

岡田 ドラフト前でもスカウトが「プロでは無理です」って言うから。そうしたら2位でソフトバンクに獲られた。ドラフト前に当時コーチをやってた広島経済大学出身の小林宏に監督に聞きに行かせたんよ。『オマリーの12球』の小林。

 

アナ はい。

 

岡田 そうしたら小林は「けっこういいですよ」という評価やったんよ。それで担当スカウトに聞いたら「いや、プロでは無理です」とか言いよって。ほんまに。何やねんそれ(苦笑)

 

 

以上です。

当時のオリックスは闇が深いですね。監督にも問題がありそうですが。
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