2018年9月17日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のアリゾナダイヤモンドバックス戦に先発し、7イニング1失点の好投で16勝目を飾ったヒューストンアストロズのバーランダーのピッチングについてメジャーで活躍した高橋尚成がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に語っています。
【この日のバーランダーの投球内容】
7回101球、被安打3、奪三振11、与四死球1、失点1
今季16勝9敗 防御率2.67 (9/17の試合終了時点)
【バーランダーの試合後のコメント】
バーランダー 長いイニングを投げてリリーフの負担を減らせればチームの勝利にも繋がる。今季200イニング投げられて誇りに思うよ。
アナ ダイヤモンドバックス先発のグレインキー投手とのサイ・ヤング賞対決となったこの試合、アストロズが制しましたが、バーランダー投手は今日で269奪三振でキャリア最多に並びました。更に11回目となる200イニングに到達しています。
高橋 ん~。まあ、スゴいの一言ですよね。
アナ はい。
高橋 まあ、毎年怪我をしないようにだったり、自分のケアだったりで次への準備を怠っていないんじゃないですかね。
アナ はい。更にこんな数字もあります。フォーシームの平均回転数なんですが。
【バーランダーのフォーシームの平均回転数】
平均回転数 (回転/分) | |
2015年 | 2491 |
2016年 | 2560 |
2017年 | 2541 |
2018年 | 2615 |
アナ 過去4年間で今が最高という数値が出ています。
高橋 ハハ(笑)
アナ バーランダー投手は現在35歳ですが、未だに進化中かもしれませんね。
高橋 1年1年進化して何かを少しずつ変えていっていると思うんですよね。
アナ はい。
高橋 だからこそ、このフォーシームかあるんですよね。今日もこのフォーシームが思い通りに投げられていたんでしょうね。
アナ さあ、今日の初回なんですが、ダイヤモンドバックスの先頭打者のジェイ選手を三振に取ったこのフォーシームがこの日の最高の1分当たりの回転数が2748回転です。
高橋 はい(笑)
アナ ということです。
高橋 うん。2700回転を超えるのはMLBの全体でも僅か5%しかないんですよね。これをしっかりとコントロール出来ていることがスゴいですよね。それだけフォーシームがいいと変化球のスライダー、カーブと効いてきますし、その変化球も一級品なのがバーランダーなんですよね。
アナ そうですね。
高橋 もうポストシーズンに向けても問題ないんじゃないですかね。
アナ そうですね。
以上です。
35歳でも衰えない。これだけのフォーシームを投げられるのは天から授けられた才能でしょうね。