2018年10月28日にTBSで放送された「S-1」で野村克也がこの日の日本シリーズ2018、第2戦、広島カープvs.福岡ソフトバンクホークスをぼやき解説しています。

 

試合前、ソフトバンクはスタメンレフトにデスパイネを起用を見て

野村 うーん。大丈夫か?デスパイネの守備見たことある?ピッチャー出身の工藤監督らしいオーダーだね。これは大きなポイントになるね。

 

 

初回、広島1番田中広輔の当たりがデスパイネの前に落ちる

野村 ハハハ(笑) このレフトフライは酷いよ。鈍足。昨日はレフト中村晃じゃないのか。

 

 

3回裏にデスパイネがフェンス際のフライをナイスキャッチ(犠牲フライ)

野村 外国人選手にしてはよく捕ったよ。怖いね。レフトに飛ぶと。

 

 

3回終了で広島が3点リード このまま逃げ切れるか?

野村 ソフトバンク打線は柳田が中心だろうけど、俺が広島の監督だったら「柳田の前にランナーを出すな」と言うね。

 

 

4回表1アウト1-3塁でバッター柳田の場面

1球目2球目インコースのツーシームで2ストライクに

野村 内角、内角だよ。追い込まれてるよ。スイングが鈍いな。着払いだよ。遅れてるよ。

 

 

1球ボールを挟んで4球目もインコースのツーシームで空振り三振

野村 ハッハッハ(笑) 意外に左対左のインコースは慣れてないからね。結構、効くんだよ。俺もよく左バッターに内角攻めをしたけどね。ソフトバンク打線を殺すには柳田に打たせないこと。中心になる人には眠ってもらうのが一番いい。ゆっくりお休みくださいって。

 

 

5回裏に鈴木誠也が5点差となるタイムリーを打つ

野村 ハハ(笑) 決まりました。もう試合は終わったよ。

 

 

この後、試合は5対1で広島の勝利

 

 

改めてデスパイネのレフト起用について

野村 俺はあまり賛成できない。慣れてないことを日本シリーズでやるのはどうかなと思う。自分の能力を出しづらいと思うんだ。守って攻めるというのが野球の原点だと思うけどね。点をたくさん取って楽に勝ちたい。それは野球では無理です。ソフトバンクからすれば2連敗しなくて良かった。1敗で地元に帰れるというのはね。まあ、良しとした方がいいんじゃないかな。

 

 

以上です。

デスパイネのレフト起用が最初からマイナスに出ちゃいました。

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