2019年6月6日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.アリゾナダイヤモンドバックス戦で先発し5回1失点で勝ち負け付かず。ロサンゼルスドジャースの前田健太の投球を黒木知宏がフリーアナウンサーの山本萩子と共に解説しています。
前田の試合後のコメント
前田 全部の球種をしっかりと投げ分けることができた。
黒木の解説
今季7勝2敗 防御率3.48(6/6の試合終了時点)
アナ ドジャースはダイヤモンドバックスにサヨナラ負けでしたが、先発の前田投手は好投しましたね。
黒木 素晴らしいですよ。完璧なピッチングでしたね。5月以降の1イニングにどれだけランナーを出したかという指標のWHIPというものがあるんですけど。
MLB平均1.30
黒木 1という数字を切ると素晴らしいという位置付けなんですけど、前田投手は0.66ですよ。
アナ 素晴らしいですよね。
黒木 もう完璧ですよね。今日もそうなんですけど、しっかりと変化球が低めに決まっていましたね。
アナ では映像で振り返っていきます。
黒木 まず左バッターに対してのチェンジアップ。これが完璧です。どこに誰に投げても当たらない状況になっていますので、左バッターはほとんど攻略できない状況になっていましたね。
アナ はい。
黒木 そして右バッターに対してはアウトコースのスライダー。これも厳しいコースにちゃんと決まります。打てる球もないですし、キャッチャーが構えたコースにほとんど投げ込まれますので、本当に針の穴を通すようなコントロールでしたね。
アナ ゼウスで見てもチェンジアップとスライダー共にコースに投げられていますね。
黒木 はい。チェンジアップは左バッターのアウトコース、そしてスライダーは右バッターのアウトコースにしっかりと投げられています。そしてスゴいのが低めに決まるんですけど、これ勝負球だけではなくて、カウント球にも使えるボールでした。それを上手く使い分けていましたね。もう完璧なピッチングでしたね。
アナ はい。素晴らしいピッチングだったんですが、今日は70球で降板。前田投手は「監督からリリーフを少し登板させたい」と言われたと話していたんですよね。
黒木 まあ見てて思いましたけど、5イニング目に少しバラつきが出たんですよね。リリーフを投げさせたいというのもありますし、投球内容もありましたし、今回に関しては致し方ないかなと思います。ドジャースは負けはしましたけど、そんなに引きずるような負けではないと思いましたけどね。
以上です。