201966日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.アリゾナダイヤモンドバックス戦で先発し51失点で勝ち負け付かず。ロサンゼルスドジャースの前田健太の投球を黒木知宏がフリーアナウンサーの山本萩子と共に解説しています。

 

前田の試合後のコメント

前田 全部の球種をしっかりと投げ分けることができた。

 

 

黒木の解説

この日の前田の投球内容
5回70球 被安打2 奪三振7 与四死球1 失点1
今季7勝2敗 防御率3.48(6/6の試合終了時点)

 

アナ ドジャースはダイヤモンドバックスにサヨナラ負けでしたが、先発の前田投手は好投しましたね。

 

黒木 素晴らしいですよ。完璧なピッチングでしたね。5月以降の1イニングにどれだけランナーを出したかという指標のWHIPというものがあるんですけど。

 

前田の5月以降のWHIP0.66 (与四球+被安打)÷投球回
MLB平均1.30

黒木 1という数字を切ると素晴らしいという位置付けなんですけど、前田投手は0.66ですよ。

 

アナ 素晴らしいですよね。

 

黒木 もう完璧ですよね。今日もそうなんですけど、しっかりと変化球が低めに決まっていましたね。

 

アナ では映像で振り返っていきます。

 

黒木 まず左バッターに対してのチェンジアップ。これが完璧です。どこに誰に投げても当たらない状況になっていますので、左バッターはほとんど攻略できない状況になっていましたね。

 

アナ はい。

 

黒木 そして右バッターに対してはアウトコースのスライダー。これも厳しいコースにちゃんと決まります。打てる球もないですし、キャッチャーが構えたコースにほとんど投げ込まれますので、本当に針の穴を通すようなコントロールでしたね。

 

アナ ゼウスで見てもチェンジアップとスライダー共にコースに投げられていますね。

 

黒木 はい。チェンジアップは左バッターのアウトコース、そしてスライダーは右バッターのアウトコースにしっかりと投げられています。そしてスゴいのが低めに決まるんですけど、これ勝負球だけではなくて、カウント球にも使えるボールでした。それを上手く使い分けていましたね。もう完璧なピッチングでしたね。

 

アナ はい。素晴らしいピッチングだったんですが、今日は70球で降板。前田投手は「監督からリリーフを少し登板させたい」と言われたと話していたんですよね。

 

黒木 まあ見てて思いましたけど、5イニング目に少しバラつきが出たんですよね。リリーフを投げさせたいというのもありますし、投球内容もありましたし、今回に関しては致し方ないかなと思います。ドジャースは負けはしましたけど、そんなに引きずるような負けではないと思いましたけどね。

 

 

以上です。

璧ということでした。
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