2018年5月16日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のvsワシントンナショナルズ戦で今季9試合目の先発登板したニューヨークヤンキースの田中将大の投球を元巨人の高橋尚成がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に分析しています。(この試合は6回に大雨でそこからサスペンデッドゲームとなっています)

 

【登板後の田中のコメント】

田中 パッとしない登板だったと思います。(3回途中からセットポジションにしたことは)何かを変えないとこのままズルズルいくと思った。今日に関してはセットの方が安定していたのでそっちに切り替えて投球しました。

 

 

アナ 試合は同点のままサスペンデッドとなりました。田中投手の今日の投球内容は5回72球を投げて被安打4、失点3で勝ち負けはつきませんでした。

 

高橋 そうですね。もう少し、田中投手の投球を見たかったですけど6回に代打を送られてね。ナショナルリーグのチームとやっていると打席に立たないといけないということで代打を出される可能性が高くなってくるので、これは仕方ないかなと思いますね。

 

アナ はい。

 

高橋 まあ、全体的には悪くなかったんじゃないかなと思いますね。序盤に制球が乱れて少し定まりませんでしたが良かったと思いますね。

 

アナ では、1回裏のレンドン選手の対決です。(レフトにホームランを打たれた場面)

 

高橋 これはインコースにツーシームを投げようとしたんですけど、少し引っ掛かってしまってコースが真ん中付近にきてしまったんですよね。でも、ボール自体は低めにいっていたので打ったレンドン選手を褒めた方がいいのかもしれませんね。

 

アナ そして2回裏の先頭のケンドリック選手です。(レフトフェンス直撃の2塁打の場面)

 

高橋 これはスライダーで高めの甘いコースに入ってしまったのでホームランにならなくて良かったところですね。この後に2本のタイムリーを浴びて2失点をしてしまうのが反省点ですね。

 

アナ この3失点の後はナショナルズ打線を抑えましたよね。

 

高橋 そうですね。上手く立て直しながら投げていました。3回途中まではノーワインドアップで投げていましたけど、そこからセットポジションに変更して上手くいきましたね。

 

アナ そのセットポジションにするとどんな効果があるんでしょうか?

 

高橋 はい。ノーワインドアップのときはキャッチャーに対して真正面に向いて、足を上げるときに横を向いて投げるんですけど、これは調子良い時には勢いが出るんで体重の移動も上手くいんですけど、調子が悪くなるとバランスを重視して無駄な動きをなくすためにセットポジションにするんで足がしっかり上がって体重の移動の良くなるんですね。安定感を重視したのかなと思いますね。

 

アナ 動作が少なくなる分、安定感が増してそれが制球力に繋がると。

 

高橋 そういうことです。

 

アナ 田中投手本人もパッとしない投球だったと話していましたけど、その中で見せたこの修正能力はスゴいですよね。

 

高橋 スゴいですね。田中投手さすがだなと思いますね。途中には11打者連続アウトというのもありましたし今日は十分じゃないかなと思います。

 

 

以上です。

立ち上がりが上手くいきませんでしたね。修正したのはさすがですけど、今季はヨタヨタしている印象ですね。それにしても高橋は説明があまり上手くないですね。

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