2018年4月1日にTBSで放送された「S-1」でエンジェルスの投手・大谷翔平についてヤクルトやメジャーで活躍した岩村明憲がTBSアナウンサーの上村彩子(以下アナと表記)と語っております。

 

これはまだ大活躍する前の2018年4月1日に放送されたものです。

 

 

アナ 投手大谷について迫っていきたいのですが、キャンプではちょっと苦しんでいる様子でしたね。(開幕前の実戦では5試合13イニング19失点)

 

岩村 そうですね。マウンドとボールの部分で凄く戸惑いがあったかもしれませんね。

 

 

ここからストライクゾーンを9分割したものが映される

アナ 岩村さんから大谷投手にメジャーで投げる時に気を付けるべきコースはあったりしますか?

 

岩村 まず日本だと困ったらアウトロー(9分割の端っこの下)に投げれば良いという話になっていますけどメジャーリーガーは体格があってリーチがあるのでアウトコース低めは届いちゃうんですよ。

 

アナ はい。

 

岩村 パワーとリーチがあればアウトローに届くとどうなるかというのは、皆さんも想像付きますよね。

 

 

ここで田中将大が投げたアウトローを逆方向に運ばれる映像が流れる

岩村 この田中投手が投げたアウトコース低めの球を反対方向に持って行かれるという。

 

アナ 持って行かれていますね。外角低めでも危険だと。

 

岩村 なので、アウトコース低めにも行きたいんですけどもアウトコース低め一辺倒ではダメだということです。

 

アナ はい。さあ、ストライクゾーンといえばメジャーでは掟があると?

 

岩村 そうですね。まだ大谷君の場合はルーキーですから、これから実績を積んでいくと外角のストライクゾーンから外にボール1個分をストライクと言ってくれます。

 

アナ しかも、ボール1個分広くなると。

 

岩村 そうですね。実績を積めば「あ、この選手が投げているんだと」と認識した中でアンパイアがコールしてくれるので外のボール1個分が凄く投手大谷に凄く有利に働きますね。

 

 

田中が外にボール1個分外れた球を投げてストライクコールされる映像が流れる

岩村 まあ、厳密に言えばボールですね。ボールとコールしてほしいなというコースではあるんですど5年間の実績。田中選手が投げているということも加味してコールしますよね。

 

アナ ルーキーに厳しいというのがメジャーなんですね。実績を残してこれからそこをストライクとコールしてもらえるように頑張ってほしいですね。

 

アナ 大谷投手のメジャーデビューまで5時間を切りましたがどんなピッチングを期待したいですか?(※この放送は投手大谷のデビュー戦直前のものです)

 

岩村 色んな雑音があると思いますが全てをシャットアウトしてほしいなと思いますね。

 

 

以上です。

この放送は投手大谷のメジャーデビューの約5時間前に放送されたものでした。そして、この後に投手大谷は6回3失点で見事にメジャー初勝利を飾りました。

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