2018年6月18日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.広島戦で抑え登板し怪しげな投球をしてしまった北海道日本ハムファイターズの有原航平についてヤクルトで監督をしていた真中満、元日ハムの岩本勉、元ヤクルト広島の笘篠賢治が語っています。
【有原のリリーフ転向後3試合】
6/13 阪神戦 1回、被安打3、四球0、失点2
6/16 ヤク戦 1回、被安打1、四球1、失点0
6/18 広島戦 1回 被安打1、四球1、失点1
真中 抑えに転向している有原なんですけど、ちょっとここのところ内容が良くないですよね。これはちょっとどこかで変化が欲しいのかなと思うんですけど。
岩本 はい。先発で数字が出ずに、リリーフで爆発的ピッチングで新しい自分を見つけて来いと。
真中 はい。
岩本 でも、彼の悪い癖で、まずマウンドに上がると投球練習で全力投球を1回もしないんですよ。
真中 うん。
岩本 フワフワと投げてそのまま試合に入るんですね。案の定、1ボールから入ります。最悪、フォアボールからスタートするんですね。その後手に回ったマウンド状態が自分で自分を苦しめてしまっている。そして、整えにいったボールを打たれてしまってピンチが大ピンチになってしまうということがあるんですよね。
真中 まあ、初球の入り方ってことですよね。ちなみに僕らの頃のヤクルトの抑えだった高津臣吾さんは4球、目一杯投げるんですよ。それで最後の1球はシンカーを軽くちょっと合わせる感じで調整していくんです。まあ、人それぞれ色んな調整があると思うんですけど、有原の場合は少し準備が足りないという?
岩本 抑えのピッチャーとなると1球のミスも許されない。全てがウイニングショットになることもあるじゃないですか。
真中 はい。
岩本 なので、事前の準備。体の準備と心の準備は万全を期して行ってほしいですよね。
真中 うーん。ちょっと準備不足ということですね。
笘篠 抑えピッチャーから出ているオーラってあるんですよね。有原は淡々とクール過ぎるんですよ。
真中 まあ、有原はそういうタイプなんですけどね(笑)
笘篠 そういう部分ではガッと来るものがないと伝わってこないという部分があるんで、そういうところも二重人格になってほしいんですよ。こういう時には出してくれたらいいと思いますね。
岩本 確かに大魔神・佐々木さんはマウンドに上がって投球練習でドーン!っと勢いのある球とあの表情でバッターを圧倒していましたよね。
笘篠 そういう部分も必要だと思いますよ。
真中 まあ、入り方が大事ということですよね。
以上です。
今季の有原は単純に調子が悪いだけかもしれないんですけど、そういう状態でも投げさせられるのはしんどいかもしれませんね。