2018年6月24日にTBSで放送された「S-1」で野村克也がこの日の読売ジャイアンツvs.東京ヤクルトスワローズ戦で色々とぼやき解説をしています。最後に上原と電話していたりします。
【緊急事態 坂本がコンディション不良で今季初のスタメン落ち】
野村 坂本が休むってことは怪我じゃないの?どこか痛めているんだね。
試合が始まりぼやき解説が始まる
【巨人の先発今村が6回4安打無失点】
野村 自分がバッティングコーチだとしても、今日の今村を攻略していこうっていう方法はちょっと見つからないね。それぐらい中身が良い。完璧に近い。
【0-0で7回表1死満塁 澤村が荒木を見逃し三振に打ち取る】
野村 あぁー。今日のハイライトはこの1球。小林だよ。満塁で3ボール2ストライクでインコース真っ直ぐというのは常識から外れている。バッターとしては読めない。そりゃピンチをインコースの真っ直ぐで切り抜けたんだから調子に乗っちゃうよ。
【次の打者西浦が走者一掃のタイムリー2ベース】
野村 あぁ、半端ない!よく打った。小川(監督)は西浦に賞金をやれ。小林はせっかく荒木には好リードしていたのにこんな1球で全てが吹っ飛んじゃった。やっぱり小林が前の打者をストレートで三振取ったからストレートに酔っちゃったね。
【8回裏 マギーがチャンスで同じ球を3球続けて空振りで三振】
野村 バッカじゃなかろうかルンバ♪ 3球連続では来ないと考えるのかな。スライダー、スライダーと来て『2ストライクで3球連続はないだろう』って。これは助かった。
【次の岡本にもスライダーを連投させるヤクのキャッチャー中村】
野村 キャッチャーとしてはもうスライダーしかないだろう。裏を読んでストレートを投げて打たれたら悔いが残るしな。スライダー。
【ノムさんの予想通りスライダーで岡本を三振に切る】
野村 あぁーあー。配球を読むとか、狙い球を絞る事が大事なのがこれで分かったね。岡本には一切それがなし。これは裏をかかれてストレートを見逃しの三振の方がまだ救いがあるわな。俺には分からない。
試合はヤクルトが逃げ切り終了
【試合後に再び岡本について語るノムさん】
野村 やっぱり岡本が4番を打つのはまだ早いと思うんだよね。未熟と言うか、相手のピッチャーが嫌がらないよ。
その後、上原から電話がかかってくる
上原 もしもし。ジャイアンツの上原です。ご無沙汰しています。
野村 ご無沙汰。久しぶり。
上原 お誕生日おめでとうございます。
野村 ありがとう。
上原 いくつになられたんですか?
野村 83歳だよ。
上原 あー、83歳ですか。まだまだ元気ですね。まだあと15年はいけますね。
野村 ハッハッハ(笑) 今日は投げなかったけど、どうしたの?
上原 えー・・・最近投げさせてもらっていないんで。
野村 信用ないの?
上原 はい。今はちょっと・・・。
野村 それはないやろ。
上原 力をためたいる段階です。
野村 これがピッチングだというのを見せてください。
上原 頑張ります。
野村 はい。
上原 ありがとうございました。
野村 またね。
以上です。
上原の登場が唐突でしたけど、岡本はまだまだノムさんの中では4番に相応しくないようです。