2018年6月26日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.広島カープ戦で先発した読売ジャイアンツの鍬原拓也。大炎上してしまったピッチングについて、今後の課題などについて横浜で監督をしていた大矢明彦、元横浜の高木豊がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
【この日の鍬原の投球内容】
2回0/3、74球、被安打4、奪三振5、四死球3、失点7
今季1勝2敗 防御率7.78 (6/26の試合終了時点)
アナ 広島は3試合連続二桁得点で打線が今日も爆発しました。
高木 もう打線は絶好調ですよ。
アナ そうですね。
高木 大矢さん、その絶好調のカープ打線を相手にした巨人の鍬原が木っ端微塵になりましたけども。
大矢 そうですね。
高木 よく言われるのがセットポジションに入ったら全然ダメになるという。
大矢 はい。
高木 思い通りに球がいかなくなったり、コントロールが悪くなったり、そういうピッチャーは過去に大矢さんが現役時代にキャッチャーで受けていていましたか?
大矢 若いピッチャーにそういうのが多いですよね。
高木 あぁぁ。
大矢 どうしてもセットポジションになるとランナーを気にしなきゃいけない。それからクイックで投げなきゃいけないから色んな縛りが増えてくるんですよね。
高木 うん。
大矢 そうなるとピッチングのバランスが崩れてくるんですよね。
高木 大矢さんはそういうピッチャーに対しては、どういったアドバイスをしました?
大矢 そうですね。まず、ピッチングだけに集中させるために『もうランナーをあんまり気にしないで、サインを見て自分のボールをこれと思ったら思いきり投げてこいよ』と伝えて投げさせましたね。
高木 うん。
大矢 だから、『あんまりコントロールをキッチリ投げようとし過ぎるな』と。
高木 うん。
大矢 コントロールを気にしすぎてボールになると、それだけ苦しくなるわけだから『自分で自分の首を絞めないように思いきっていこうぜ』っていう形でピッチングさせるようにしますね。
高木 なるほどねぇ。ちょっと細かい事に気を取られているかもしれませんね。
大矢 そうですね。
以上です。
広島の選手がランナーに出たら考え過ぎちゃうピッチャーはいそうですね。若いピッチャーだと特にそうなりそうですね。鍬原はこれからのピッチャーです。