2018年4月15日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs広島戦でまた打たれてしまった巨人の上原浩治について元中日の谷沢健一、元横浜の斉藤明雄、元日ハムの岩本勉が分析しています。

 

【ここ2試合の上原の投球内容】

4/10 1点リードの場面 0回1/3、17球、被安打5、失点3、

4/15 同点の場面 0回2/3、23球、被安打3、被本塁打1、与四死球1、失点3

シーズン防御率10.80(4/15日の試合終了時点)

 

岩本 明雄さん、上原がちょっと不安そうにマウンドで立っているように見えてしまったんですけど。

 

斉藤 まあ、打たれているとピッチャーはそういう感じに見えますけどね。上原が打たれているボールを見れば分かるようにツーシームだと思うんですけど、ボールがベルトより低くいかないですよね。オープン戦からシーズンに入って最初の数試合はものすごく低めに落ちていたんですけど、これがDeNA戦から全く落ちなくなって連打されて点を取られているんですけど、私はもう少しストレートを入れていかないと駄目じゃないかなと感じますね。

 

岩本 基本であるストレート。

 

斉藤 そう。そういうボールがアウトコースに決まらないからツーシームが生きてこない。もしくは、上原もカーブを投げれますから、ちょっとバッターを誘うような餌を撒いて最終的にツーシームで打ち取れば良いと思いますけどね。

 

谷沢 上原の上半身主導のピッチングってどうなんだろうね。なんか上半身だけで突っ込んで投げているように見える。

 

岩本 あー。

 

斉藤 それはメジャーの土の硬いマウンドに合った投げ方をここでもやっていると思うんですよ。それでツーシームを投げているんだけど日本のマウンドは少し柔らかい、足が滑るのでボールが高めにいくんじゃないかなと。

 

谷沢 なんか背負って投げているような感じですね。

 

斉藤 落とそうとする気持ちがあるから背負っているように投げてしまうんです。

 

谷沢 なるほど。

 

斉藤 反対にそれで指先があまり利かないから落ちないという。メジャーのボールは滑るから指先でグッと押さえると落ちるんだけど、日本のボールの場合はシットリしているから滑らすようにすると変化する。

 

岩本 今後の上原投手のアジャストも注目ですね。

 

斉藤 だと思いますね。

 

谷沢 バッターがほとんど変化球に的を絞っている。引き付けて打てば上原は攻略できるね。

 

 

以上です。

連投の疲れもあるんでしょうけど、大乱調です。これから上向くんでしょうか。谷沢はけっこう厳しめに評価しています。

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