2018年10月16日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でアナハイムエンゼルスの大谷翔平のピッチングについてナギー投手コーチが語っています。

 



―投手・大谷翔平について

ナギー 大谷は投手に必要なものを全て兼ね備えています。投球テクニック、速球、カーブ、スライダー、スプリットを武器に初登板からメジャーで通用することを証明しました。ただ、不完全燃焼でした。怪我の影響で最終的にピッチングができなくなってしまいました。ベンチから彼のバッティングを見るのは楽しかったですけどね・・・。

 

―大谷についてキャンプで出会うまでほとんど知らなかった

ナギー スプリングトレーニングではお互いについて知ることから始めました。大谷は新たな国、新たなチーム、そして新たな文化に慣れなければなりませんでした。それでも彼はすぐにチームに馴染みました。

 

 

2018年オープン戦での大谷の成績

5試合13回19失点

 

―オープン戦の頃の大谷についてどう見ていたか

ナギー オープン戦で調子が上がらない選手は多いです。それはシーズンに向けて調整する時期だからです。最近ではオープン戦での数字の見方が変わってきて、調子が上がらないと開幕に間に合わないんじゃないかとすぐに心配されます。調子がいいに越したことはありませんが、シーズンに入ってから状況が一変することがあります。大谷がまさにそうでした。彼は開幕に向けて準備できていたし、長いイニングを投げる準備も整っていました。オープン戦での数字は良くなかったものの、初登板を果たしたアスレチックス戦で初球を投げた後は問題ありませんでした。

 

―4/2のメジャー2戦目、7回12奪三振、無失点の投球を見て

ナギー あの日は素晴らしかったです。見ていて楽しかったですし、今後の更なる活躍を確信しました。選手としての能力は評判通り。ピッチングもバッティングも素晴らしい。彼は長身でパワーもあります。彼はメジャーでもピッチャーとして成功できるし、バッティングが通用することも証明しました。

 

―投手コーチとしての苦労は

ナギー 大谷は他の選手とは違う調整スケジュールをこなしています。彼のスケジュールに合わせて短い時間で指導するしかありません。ただ、チームで行動していたので話はいつでもできました。一緒にいて楽しい男です。通訳を通して大谷の状態を確かめていました。彼は努力家なので、チームの全員が彼を好きになりましたよ。

 

―肘の手術をしなければいけないと分かった日は忘れられない

ナギー 私はいつもしているように彼に激励の言葉を掛けました。大谷は他の選手とは違って怪我をした後もプレーをすることができたからです。他の投手だったら手術やリハビリのためにチームを離れるので、来年のスプリングトレーニングまで会えなかったでしょう。でも、彼は毎日プレーをしていた。そこが他のピッチャーと違うところです。

 

―大谷は手術について落ち込んでいた?

ナギー いえ、彼はあの日、2本のホームランを含む4打数4安打と大当たりでした。彼は野球に対する情熱が凄いです。ピッチャーでもバッターでも、とにかくプレーしたいという気持ちが強いのです。私は彼を見守っていただけですが、大谷はグラウンドの中でも外でも努力を続けていました。

 

―シーズンを終えて何を思いますか?

ナギー 怪我は残念ですが、ピッチングには付き物です。大谷が万全の状態で戻ってくることを願っています。

 

―フォームに何らかの修正は?

ナギー 現時点では必要ありません。大谷の技術に問題はありません。選手は怪我をしてしまった時、再発を防止する方法を探しますが、大谷の場合は疲労の蓄積なので、どうすることもできません。彼の4つの持ち球、速球、カーブ、スライダー、スプリットは全て平均以上です。全てを織り交ぜながら相手バッターに関する知識を増やしていけば上手くいくと思います。

 

―大谷にどう進化してほしいですか?

ナギー 万全の状態で戻ってきてほしいです。ただ、それには時間が必要です。彼とは話し合いを続けますが、彼には自分なりの目標があるのです。大谷の今後の活躍を見続けることを楽しみにしています。彼は選手としてだけでなく、人間としても素晴らしい人物です。今回の経験はきっと役に立つはずですよ。メジャーの厳しさを経験をすると同時に大きな成功も収めました。彼はいつも自信に満ちていますが、様々な経験を積むことで更に自信を深めると思いますよ。

 

 

以上です。

やはりピッチャーでも最高レベルの選手です。

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