2018年11月14日にMBSで放送された「戦え!スポーツ内閣」で落合博満が日米野球の裏側について番組MCの小杉と武井壮と共に語っています。
小杉 凄い。
武井 300勝投手からね。
小杉 あのランディジョンソンからどうやって打ったんですか?
落合 いや、ただ来た球を打っただけですよ。
一同 ハハハ(笑)
落合 だって俺もうこの時期は野球やってないんだよ。
小杉 あっ、シーズン終わってからか。
落合 だから、日本シリーズに出た選手で日米野球に選ばれた選手だけは、その直前まで野球をやっているからまだいいんですけど、メジャーから来る連中はもっと酷いの。
武井 えっ。
落合 何もやってないんだから。
小杉 シーズンが終わってるから(笑)
落合 あれは観光旅行に来てるだけ。
武井 観光旅行(笑)
落合 ちょっと生々しい話をするとね。
武井 はい。
落合 我々の1試合の出場ギャラが(当時は)7万円とか10万円ですよ。
武井 ほー。
落合 それでメジャーから来る選手は奥さん、子供、両親などの一族全員を連れて来てもいいと。
武井 はい。
落合 それで彼らが貰うだいたいのお金が一番下のメンバーで(当時は)500万円から2000万円という。
武井 えー!
落合 そういう時代。
小杉 思っている以上に生々しい話でしたね。
落合 でも彼らに必ずお願いするのは、「バット1本ちょうだい」って言うの。当時のホームランバッターにね。
武井 はい。
落合 それでバットを貰うんだけども、とてもじゃないけど振れたもんじゃなかった。
武井 えー?重い?
落合 1200グラムぐらい。(※当時の日本人選手は900~1000グラム)
武井 えー!マスコットバットじゃないですか。
落合 重たい。それで使っている素材がヒッコリーっていう。
武井 はい。
落合 例えば芯の幅がこれぐらいあるとするでしょ。(※親指と人差し指で10センチぐらいを示す)
武井 はい。
落合 ヒッコリーってこれぐらいしかないんだよね。(※3センチぐらい)
武井 狭い。
落合 狭いんです。
武井 それでもあれだけ飛ばすんですね。
落合 自分も扱えるかなと思ったら、やっぱ扱えなかった。
小杉 えっ、落合さんでも?
落合 無理でした。
小杉 凄いね。メジャーの選手は豪快なのか繊細なのか分からへんね。
落合 絶対この世界に行ったって無理だと思ったもん。
以上です。
誰からバットを貰ったんでしょうか。