2018年12月10日に関西テレビで放送された「報道ランナー」で古田敦也が阪神タイガースにFA移籍した西勇輝について関西テレビアナウンサーの新実彰平と共に語っています。
アナ 西投手が遂に決断されましたが、阪神のオファーは4年推定10億円というこで、ソフトバンクは4年16億円という話もあるんですがタイガースを選びました。
古田 そうですね。まあ、全て推定なんでちょっとよく分からないんですけど、本人も大阪という街とか土地柄が好きで環境を変えたくないということで阪神に来るというのは非常にいいことじゃないですか。
アナ そうですね。でも、環境と言い出したらオリックスファンからしたら、一番環境が変わらんのが残留やろという意見もありますが(苦笑)
古田 まあまあ、条件があるからね(笑)
アナ 確かにね(笑)
古田 条件プラス環境ですからね。
アナ まあ、この金銭面での評価を受けるのは嬉しいだろうし。
古田 そうですね。野球選手っていうのは評価をお金でされるんでね。ハッキリ言ってそこはこだわっていいと思います。
アナ そうですね。
古田 それでこうやってマーケットに出て自分の値段が決まるというもんなんでね。自分がやれる間は条件にこだわっていいと思いますよ。その分、責任を持ってやると思いますからね。
アナ そうですね。ただ、タイガースに来ると当然メディアも注目します。ファンも熱狂的で。
古田 やっぱり環境を変えないように本人は言ってましたけど、プライベートはかなり変わると思いますね。
アナ 変わりますか(笑)
古田 やっぱり普段、野球場でやってるときはあまり変わらないけど、家から出てコンビニに行こうと思ったら「あっ、西や!」って言われますしね。飯なんかを食っててもサインしてくれと言われることもあるしね。
アナ はいはい。
古田 最初はそういうのがちょっとストレスになるかもしれない。
アナ なるほど。
古田 みんなに見られてるのと、ちょっと注目では違うんで。ただ、成績さえ残せば味方が多いわけですから、非常にそのへんは若いし元気に頑張ってくれると思いますけどね。
アナ 西投手は安定感があって計算もできますよね。
古田 そうですね。彼は非常にいいピッチャーでコントロールもいいですしね。投げてみなきゃ分からないピッチャーじゃなくて、逆に丁寧に投げていくピッチャーなんで、非常にいいピッチャーを獲ったと思いますね。
アナ そのあたりもあるのか矢野監督は西投手について「キャッチャーからするとすごく面白い投手」という表現をしています。これはどういうことですか?
古田 すごく面白いというのをもっと正確に言うと、リードすることが面白くなるという意味なんですよ。
アナ へぇ~。
古田 やっぱりキャッチャーとしてみればこのピッチャーをリードしたら面白いなと。やっぱりコントロールがいいというのが一番なんですよね。
アナ うんうん。
古田 それで彼の特徴というのは、よく見たら分かるんですけど、右バッターにはインサイドにシュートを投げるときに一塁側のプレートを踏んでるんです。
アナ 一番左側ですね。
古田 左側を踏んでるピッチャーっていうのはシュートを投げる。これが得意なピッチャー。
アナ はい。
古田 それに加えて彼の中で一番得意ボールはカーブとかスライダー。つまり両サイドにキッチリ動くボールを投げるんでバッターとしては非常に的が絞りにくい。まあ、三振をバッタバッタと取る感じではないですけど、両サイドに丁寧に投げていくんで、ある程度は試合を作れるピッチャーですね。
アナ なるほど。
古田 今年は10勝でしたけど、味方の援護があればもっと勝っていたと思いますね。
アナ うーん。そうですよね。
古田 楽しみです。
以上です。
コントロールよく投げてイニングを稼いでくれそうです。