2018年3月にBS1で放送された「球辞苑」でメジャーで盗塁王を3回のディー・ゴードンとメジャー盗塁王レジェンドでアスレティックスなどに所属したリッキー・ヘンダーソンがヘッドスライディングに語っています。

 

リッキー・ヘンダーソンは1982年に130盗塁を記録し二度と破られないと言われる不滅の記録を持っている。メジャー通算1406盗塁。盗塁では常にヘッドスライディングをするヘッスラの達人である。

 

【ディー・ゴードンに聞く(以下DG)

―なぜヘッドスライディングをするのか

DG 足からいくとタッチされる面積が広くなる。頭からいくとタッチされる場所は腕か背中だけ。できるだけタッチされる面積を狭くしたいんだ。

 

―2014年から導入されたチャレンジ制度について

DG リプレイで確認されるからね。もう困ったよ。足からのスライディングだとベースを越えてしまってタッチされていたんだ。勢いをベースで止められなかったんだ。でも、ヘッドスライディングはベースで止まることができるんだよ。

 

―ヘッドスライディングとは

DG 自分のプレーの一部だし僕のDNAの一部になっているよ。

 

 

【伝説の盗塁王リッキー・ヘンダーソンに聞く(以下RH)

―なぜヘッドスライディングをするんですか?

RH ヘッドスライディングの方が速いから。足からスライディングすると勢いが落ちてしまう。だけど、ヘッドスライディングなら前に向かう勢いのままに滑り込むことができる。私の野球人生はヘッドスライディングで変わった。実はもともと足からスライディングしていたんだ。足を怪我することが多くてね。それで自分の武器である足を守るためにヘッドスライディングをするようになったんだ。

 

―いつヘッドスライディングに変えたんですか?

RH 変えたのはメジャー4年目(シーズン130盗塁を記録した年)だったかな。

 

―ヘッドスライディングの欠点である手の怪我を防ぐ方法は?

RH ベースにタッチする時の手の動きが重要だ。1番大事なのは手を立てること(盗塁の映像を見ると確かに立てています)。手を立てて手の平でベースをタッチする方が指を伸ばしてタッチするよりも安全なんだ。指を前に伸ばちゃダメだ。手の平からいくことがコツなんだよ。

 

 

以上です。

日本だとヘッドスライディングは危ないと言われますね。

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