2018年8月8日にBSスカパーで放送された「水曜日のニュース・ロバートソン」で元プロ野球横浜DeNAベイスターズの初代代表取締役社長だった池田純がジャーナリストのモーリー・ロバートソンとタレントのプチ鹿島と共に語っています。
2011年 | 2016年 | 結果 | |
観客動員 | 110万人 | 196万人 | 1.76倍 |
満員試合数 | 5試合 | 54試合 | 10.8倍 |
FC会員数 | 約6400人 | 約75000人 | 11.8倍 |
グッズ売り上げ | 3億円 | 20億円以上 | 7倍以上 |
売上 | 52億円 | 100億円以上 | 2倍以上 |
利益 | 24億円の赤字 | 約10億円の黒字 | 大幅黒字 |
チーム成績 | 6位 | 3位 | 初のCS進出 |
鹿島 今はベイスターズのチケットを取れないですよね。
池田 みたいですよね。
鹿島 僕の回りにもファンが多いですけど、本当にすごく見違えるほど変わったと喜んでいるんですけど、どっか困惑している部分もあるという。そういう部分もあります。
池田 うん。よくSNSで「チケットが取れないじゃないか」って言われますもん。
鹿島 ハハハ(笑) これ、まず何から手を付けたんですか?
モーリー そうそう。どこから手を付けたの?
池田 まず組織ですよね。そもそも辞めて2年が経つんで、けっこう忘れてきてて。
鹿島 そうか。早いですもんねぇ。
池田 早いですね。それで、もう一応、2011年からスタートしているじゃないですか。
鹿島 うん。
池田 もう、セキュリティとかもほとんどなかったんですよ。
鹿島 はい。
池田 パソコンもほとんどの人が持ってなくて。
モーリー へぇ。
池田 一応、社長なんで一番偉い席に座りますよね。
鹿島 はい。
池田 会社の中に色んな人が闊歩していて「お、新しい社長か?」って言われて「すいません どなたですか?」って聞いたら「外部の人間だ」って。あぁ、中にいっぱい外の人がいるんだっていうぐらい、昔からメンテナンスされていなかったんでしょうね。昭和の時代から。
鹿島 うーん。
池田 その組織を変えるというところから。
鹿島 しかも、当時35歳でしたっけ?
池田 はい。
鹿島 若くして社長じゃないですか。
池田 はい。
鹿島 選手とか、もっとその上の背広組的な昔からいるオジサンとか、ちゃんと話を聞いてくれました?
池田 いや、全然聞いてくれないですよね。特に僕は野球の素人なんで。野球に手を出すなみたいな。
鹿島 ですよね。
池田 そういうのもあったんですけど、私はあんまり年齢を気にしないんですよね。
鹿島 はい。
池田 タメ語のときはタメ語でいくし、基本がファイターなんで。
鹿島 あー。それは飛び込んで行って、自分の人となりを分かってもらうっていうことですか?
池田 そうですね。でも、こっちは社長で別に偉いわけでもなんでもなくって、役割として社長なので、会社を変えて、組織を変えて、お客さんを増やすのが役割なので、あとは結果で見せるしかないじゃないですか。
鹿島 はい。
池田 そういう組織に変えていくっていう。
鹿島 うん。
池田 今まで先輩後輩とか、この人に忖度しなきゃいけない、そういうのを全部やめてもらって、組織を全部変えるという。
モーリー 要は黒字への執着が非常に2011年の段階で甘いと。
池田 はい。
モーリー 赤字でも別にという状況でしたけど、何で赤字でもみんな危機感を持っていなかったんですか?
池田 野球というスポーツの経営というのは親会社があるんですよ。親会社の広告宣伝のために球団を持っていることが往々にあって、そうすると執着がなくなってくるんですね。
以上です。
2011年以前がダメ過ぎですね。