2019年3月28日にBS1で放送された『ワースポ×MLB 2019開幕特番』でクリーブランドインディアンスのトレバーバウワーが自身が取り組んできたデータ野球、テクノロジーを駆使した野球への応用を語っています。
もくじ
バウアーはどんな人?
バウアー 僕はオタクさ。子供の頃から物理と数学の授業が大好きだった。そこで学んだことを野球にも生かそうと思ったんだ。
データ野球でまずやったこと
バウアー ハイスピードカメラを買ったのは野球界で僕が初めてだ。ピッチデザインと呼んでいるんだ。今はみんなが取り入れている。
バウアー 手の動きと回転軸を理解すれば目指している変化球の投げ方が分かるんだ。ハイスピードカメラと計測機器を組み合わせて投球の精度を高めている。
チェンジアップについて
バウアー 僕のチェンジアップはこのように回転(バッター目線から見て時計の4時から10時の方向)していた。バックスピンがかかっていたのであまり落ちなかった。だからバックスピンをなくすことを考えた。色々試してたどり着いたのがこの握り。
バウアー リリーフの瞬間にまず薬指がボールから離れる。その後に中指でボールに横回転をかける。こうすると落差が大きくなり、横の変化が増すんだ。
菊池について
バウアー 菊地のことは知ってるいよ。会ってみたいね。彼は僕と同じようにピッチングにデータを活用している投手だ。レッズのボットーとの対戦(オープン戦)が印象的だった。三振を奪った変化球はスゴかったね。彼とテクノロジーの活用について話をしてみたい。テクノロジーは僕たちの成長を促し、進化の速度を速めてくれるんだ。
トレンドが広がっていることについて
バウアー 僕がハイスピードカメラを買ったのは5年前。今では20球団が導入している。最初は理解してくれる人が少なく、変わり者だと言われたよ。でも、今ではテクノロジーを活用することは当たり前だ。僕の取り組みが他の選手にも役立っているとしたら、とても誇らしいね。
以上です。