2019年4月13日に日本テレビで放送された『Going Sports & News』でこの日の東京ヤクルトスワローズ戦でインコースをホームランにした読売ジャイアンツの坂本勇人のそのインコース打ちの極意を赤星憲広が番組MCの上田晋也と共に解説しています。
アナ 坂本選手の打撃フォームを4分割しました。今日ホームランを打てた秘密を赤星さんに解析してもらいます。
赤星 上田さん、早速ですが坂本選手はインコースのボールをホームランにできたスゴさが分かるのは、この1から4のどれでしょうか?
上田 それは3ですよ。
赤星 ほー。3のどの辺が?
上田 3の左肘の抜き方ですよね。うまいこと3塁方向に抜いてるから打てるわけですよ。
赤星 ほー。予定通りの答えでした(笑)
上田 えっ?
赤星 正解は3なんですよ。
上田 そうでしょ。
赤星 ただ、ポイントは右肘です。
上田 左肘じゃなくて?
赤星 はい。この体に引っ付いた右肘です。
赤星 基本的にこれだけ右肘が体に寄るというのがなかなかできないんですよ。
上田 なるほど。
赤星 坂本選手ならではの技術なんですけど、2番を見てください。2番の右脇ですよね。右脇が空いてるじゃないですか。
上田 はい。
赤星 空いてるのにも関わらず3で脇を閉じますよね。これって空いてるとなかなか閉じにくいんですよ。
上田 なるほど。
赤星 ただ、坂本選手の場合は空いてる状態からヘッドスピードを上げるために3で勢いをつけて閉じるんですね。
上田 なるほど。
赤星 それで3で右肘を体に引っ付くようにすることによって、スタンドまでボールを運ぶバットのヘッドスピードを加速させてるんですけど。
上田 はい。
赤星 上田さんは左肘の抜き方と言いましたよね。
上田 そうですね。
赤星 それが何故できるかと言ったら、右肘が畳めないと左肘は抜けないんですよ。
上田 そういうもんなんですか。
赤星 右肘がちょっとでも離れてしまうと左肘が抜けないので。だから、左肘のスゴさもあるんですけど、右肘の体にくっ付く畳み方。これが坂本選手のスゴさかなと僕は思ってます。
上田 なるほどね。まあ僕のでほぼ正解でしたわな(笑)
以上です。