2019年4月18日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.オリックスバファローズ戦の吉田正尚の打席で1-2塁間の辺りをアウトにしシフトが成功した北海道日本ハムファイターズについて谷沢健一、デーブ大久保、達川光男がタレントの稲村亜美と共に語っています。
谷沢 達川 デーブの解説
稲村 4番の吉田正尚選手に対して守備シフトを変えてきました。
大久保 日本ハムはこういうことをよくやるチームなんですけど、谷沢さんはこれは思い切ってやっていると捉えるのか、それともアメリカではやるけど日本ではどうなんだ、という感覚なのか。
谷沢 いや、アメリカでもこういうシフトが批判されることもありますよ。
大久保 あっ、そうですか。へぇー。
谷沢 えぇ、日本なら30本も40本も打ってる選手ならいいんだけども、吉田シフトはサードがガラ空きじゃないですか。ショートからサードが。
大久保 そうですね。
谷沢 あそこに打てばランナーが溜まって、得点能力が増してくるじゃないですか。
大久保 そうですよね。
谷沢 そういう野球を日本はしないとダメですよ。
大久保 はい。達川さんはキャッチャーで王さんの打席で王シフトってあったじゃないですか。
達川 はい。僕も2年だけ王シフトの中でやったことがありますけどね。王さんの場合はホームランさえ打たれなきゃいいなという感じだったんで、逆にレフトの方にちょんと合わせくれたらいいな思ってましたね。
大久保 なるほど。ヒットなら別にいいと(笑)
達川 はい。
谷沢 やっぱりプライドがあるんですよ。2002年に松井秀喜が福留と打率を争ったときに中日が極端なシフトを随分やったんですね。それでサード側にちょんと1本でも打てば三冠王だったんです。
大久保 はい。
谷沢 それは自分のプライドが許さないというかね。
大久保 自分のバッティングをすると。
谷沢 そう。
達川 デーブが打席に立ったときも逆方向に打たないからシフトが寄ってましたよ。今みたいに極端な寄り方はしなかったけど、ファーストだけはベースの近くにいて、セカンドがセカンドベース付近にいて、ショートが三遊間にいてね。デーブはほとんど引っ張りだったから。
谷沢 王さんも調子がいいときは1-2塁間を抜けていくけど、調子が悪いときは本当にボロボロでしたよ。だから、そのゴロによって王さんの調子のバロメーターが分かった。
日ハムが今季見せたシフト | |
4/7 | 森友哉にサード浅間がレフトに |
4/14 | レアードにセカンド杉谷が2塁ベース付近に |
4/18 | 吉田にサード横尾を1-2塁間に |
以上です。