2019年5月5日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.セントルイスカージナルス戦に今季7試合目の先発をし、5回途中5失点と散々な内容だったシカゴカブスのダルビッシュ有のピッチングについて仁志敏久がフリーアナウンサーの上田まりえと共に解説しています。
この日のダルビッシュの投球内容
4回0/3 83球 被安打6 奪三振4 与四球4 失点5
今季2勝3敗 防御率5.79(5/5の試合終了時点)
ダルビッシュの試合後のコメント
ダル 球のキレとフォームに関してはビデオを見る感じは良かったと思います。やっぱり自分は変化球を投げないとダメですね。ツーシームが調子良く投げられたから嬉しくなっちゃって、けっこうグイグイいってしまったのはあります。だから変化球の比率をちゃんと守れば、スライダーやカッターの比率さえちゃんと守れば、そこまで苦労しないのかなと思います。
仁志の解説
アナ ダルビッシュ投手、フォアボール5つを出して5回途中で降板。厳しいマウンドとなりました。インタビューの様子を見ると非常に前向きで安心はしたんですが。
仁志 そうですね。前回登板もフォアボールを4つ出して、その時はヒットが出ませんでしたので点には結びつかなかったんですけど、今日の試合、2点目までは不運な失点もありましたので仕方ないかなとは思うんですけど。
アナ はい。
仁志 3点目以降にフォアボールを出して、ヒットを打たれてというところで悪い流れになってしまったんですよね。その中で1回と4回にコントロールを乱したシーンがあったんです。1回ではカージナルスの3番に対しての投球なんですけど、初球はストライクだったんですけど、そのあとにボールが続いてフォアボール。際どいところをストライクと判定してもらえないのもありました。
アナ うんうん。
仁志 そのあとの4回では1球目に際どいところをボールと判定されてしまってコントロールが定まらなくなって、結果的にはフォアボールになる。最後のボールは素晴らしいところに投げたんですけど、微妙なボール判定。
アナ うーん。
仁志 本人も納得して投げているボールなんですけど、これがボールと判定されたところで悪いリズムになっていったと。
アナ 今日のピッチングではストライク先行で勝負できたのが僅かなんですよね。
仁志 そうですね。今日22人の打者に対して、ストライク先行が5人だけだした。その他ではボール先行になってしまったのが今日のピッチングだったんですが、ただ悪いだけではなくて実は1球1球は素晴らしいボールなんですね。このバッターに対しては素晴らしい投球ができたというのがあるんですけどこちらです。
仁志 この4番オスーナに対しての投球なんですけど、非常にコントロールが良くスライダーが決まっています。最後はツーシームで空振り三振。ここだけを見たら素晴らしいピッチングなんですね。
アナ はい。
仁志 だから1球1球のボールのキレというのは素晴らしいので、あとはコントロールだけなんですよね。
以上です。