2019年5月12日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.ロサンゼルスドジャース戦で相手の先発のビューラーに投げ勝ち2勝目をあげたワシントンナショナルズのマックス・シャーザーのピッチングについて黒木知宏がフリーアナウンサーの上田まりえと共に語っています。
この日のシャーザーの投球内容
7回115球 被安打5 奪三振7 与四死球4 失点2
今季2勝4敗 防御率3.64(5/12の試合終了時点)
マルティネス監督の試合後のコメント
マルティネス シャーザーにとってだけでなく、チームにとっても嬉しい勝利だ。
黒木の解説
アナ シャーザー投手とビューラー投手の素晴らしい投手戦でしたが、軍配が上がったのはシャーザー投手でした。
黒木 スゴい投げ合いでしたね。シャーザーもこれまでの登板でずっといいピッチングをしていたんですけど、なかなか打線の援護がなくて勝ち星がつかなかったんですよね。
アナ そうですよね。
黒木 今日はよく頑張ったおかけで勝ち星が転がってきましたね。
アナ はい。この試合のシャーザー投手の良かったところはどこでしょうか?
黒木 クロス側(右打者のアウトコース低め)に投げるスライダーが非常に良かったですね。少し腕の位置が低いところから投げるシャーザー投手なんですけど、アウトコースの低めに投げるスライダーが今日は抜群でしたね。
アナ はい。
黒木 まあ今日に限らず、シャーザーのスライダーはとにかくスゴいんですよ。アウトコースの低めにキッチリと投げ分けることができますし、コントロールも抜群です。そして150キロのフォーシームもありますからね。
アナ はい。
黒木 このコンビネーションをやられますと強力なバッターでもはなかなか打ち崩せないですよね。
アナ では、この試合でシャーザー投手が投げたスライダーの全球をゼウスで分析しました。
黒木 まあ見てて思うのはしっかりとストライクゾーンの枠に投げます。そして、枠の中に入れて、尚且つアウトコース低めに投げる。そして全体的に低めにスライダーを集められるんですよね。
アナ はい。
黒木 それで高めに浮いたとしても大きな変化をしています。あとは150キロオーバーのフォーシームも投げますからね。低め低めにスライダーを集められたら、なかなか強打者が揃っている打線でも捉え切れないという投球になりますよね。
アナ 素晴らしいピッチングでしたよね。
黒木 はい。
以上です。