2019年6月12日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.広島カープ戦にプロ初登板し5回1失点でプロ初勝利をあげた北海道日本ハムファイターズのドラフト1位ルーキーの吉田輝星について元横浜の平松政次、元巨人の斎藤雅樹、ヤクルトで監督をしていた真中満がタレントの衛藤美彩と共に語っています。
吉田のヒーローインタビューの一部
吉田 いつも以上にこの日に向けて準備をして、あとは試合に入ったら平常心で自分のやってきたことを全部出そうと思っていました。やっぱり1軍のマウンドは違うなと思いながらも、初回と2回をギリギリで抑えられたんで、スゴく楽しみながらマウンドに上がれたと思います。ファンの皆さんの期待に応えられるように全力でやっていきたいと思います。
平松、斎藤雅樹、真中が語る
高卒1年目プロ初登板で初勝利!
衛藤 吉田輝星投手のプロ初登板は5回1失点で見事な初勝利をあげました。
真中 見事な投球でしたねぇ。
衛藤 本当にそうでした。
真中 大注目の中で緊張感もあったと思うんですけど、その中での見事な投球でしたよ。雅樹さん、改めてどこが良かったんでしょうか?
斎藤 やっぱり平常心と言っていましたけど、それが素晴らしいし、まずは真っ直ぐですね。ストレートが非常に良かったと思いますね。
真中 はい。
斎藤 そしてコントロールもだいだい構えたところに行くんですよね。だから変な逆球とかが非常に少ないピッチャー。それとテンポ・リズムが非常にいいと思いますね。
真中 いいですよね。今日は少し不安な立ち上がりでしたよね。
斎藤 そうですね。ランナーが出ても、セットで少し長めに持つんですよね。バッターを少し焦らす感じもありますし、非常に良かった。それと度胸。やっぱり攻めて行くという度胸が素晴らしいと思いますね。
真中 平松さんは改めてこの吉田輝星はどうですか?
平松 いやぁ、素晴らしいですね。
真中 そうですよね(笑) 若いですよね(笑)
平松 若いね。我々もああいう時があったのかなあって(笑)
真中 そうですね(笑)
平松 それぐらい好青年でナイスピッチングで、本当に言うことがないですよ。もうファンのためにとにかく頑張るというコメントもありましたしね。もうこれから益々活躍しますね。
真中 そうですね。今後の課題というものはどういったことになりますかね?
平松 フォーム的には文句のつけようがないんだけど、やっぱりあとは決め球だね。決め球が欲しいんですよね。
真中 はい。
平松 決め球があると他の球種も、もっともっと点数が上がってくるんですよ。今は真っ直ぐとカーブとチェンジアップを投げますけどね。何かまだ欲しいね。カットボールとか、シュートとかね。
真中 これからですね。
平松 決め球を覚えるようになると、また安定してきますからね。
真中 雅樹さんから見て何か課題はありますか?
斎藤 やっぱり真っ直ぐの低めですね。低めの真っ直ぐにはまだ勢いがないですよね。高めの球は非常にいいんですけど、低めの球にもうちょっと勢いが出てくると、高めも行きますしね。あとは変化球の精度を上げることですね。
平松 真中さんね、吉田くんは投げた後に帽子のツバで目が隠れたりするでしょ。
真中 はい。
平松 あれ危険なんですよ。
真中 打球が危ないですもんね。
平松 ピッチャー返しがあると捕れないんですからね。もっと深く帽子をかぶるか、もっと小さいのをかぶるか(笑)
真中 はい(笑)
平松 そうしないと本当に危ない。
真中 なるほど。まあ今後が本当に楽しみですね。
以上です。