2019年6月15日に日本テレビで放送された『Going Sports & News』で赤星憲広が福岡ソフトバンクホークスのアンダースロー投手・高橋礼の凄さを番組MCの上田晋也と共に分析しています。
赤星 ソフトバンクのアンダースロー高橋礼投手をより深く分析するためにバーチャルの数を増やしてみました。
上田 あれ?この間まで3ぐらいじゃなかったですか?
赤星 5つぐらいだったんですけど(笑) ご覧の通り高橋投手のリリースポイントというのは地面から僅か数センチなんですね。
上田 うんうん。
赤星 この体勢から140キロ台の速いストレートがどうして投げられるのか。その秘密がこの中にあります。上田さん、何番でしょうか?
上田 そりゃやっぱ5番の肘があんなに上がってるところでしょうね。えぇ。
赤星 さすがですねぇ。
上田 でしょ?
赤星 ってか、こんなにあったら当たるわけないですよ。
上田 当たってねぇのかよ!(笑)
赤星 答えは6番なんです。
上田 ほぉー。
赤星 ということで右腕にロックオンです。
上田 はい。
赤星 5番のところも素晴らしいんですけど。
上田 そうでしょう、そうでしょう。
赤星 左足を踏み出して投げる直前。ボールが手から離れる直前なんですけど、実はまだ右腕が立っているのが分かります?
上田 確かに。
赤星 アンダースローなのに上から投げる感じじゃないですか。
上田 うんうん。
赤星 実はこれはギリギリまで体の近くに引き付けているんですね。
上田 はい。
赤星 それで7番にいった時に一気にアンダースローになってるじゃないですか。
上田 あぁ。
赤星 6番で溜めたやつを一気に7番で爆発させることによって強いボールを投げられるんじゃないかなと、僕は思いますね。
上田 なるほど。でも6番のあの形を生んでるのは5番ですからね。
赤星 そうですね(笑) 正直に言うと、1番から9番まで全部素晴らしいんですよ。
上田 まあ、特にここってところですよね。
赤星 そうですね。
上田 だから高橋投手が東京オリンピックとかで仮に投げるとかになったら、他の外国の選手とかだと、なかなかあの角度は見ないでしょ。
赤星 牧田選手だったり、渡辺俊介投手だったりがアンダースローで投げるピッチャーがいましたけど、これだけ速いボールを投げる人はいなかったですからね。
上田 そうですね。そうなるとかなり大きな戦力ですね。
赤星 そう思いますね。
以上です。