2019年7月15日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.トロントブルージェイズ戦に先発し6回2失点で勝利投手となったニューヨークヤンキースの田中将大のピッチングについて岩村明憲がフリーアナウンサーの山本萩子と共に解説しています。
田中の試合後のコメント
田中 最近の中では全体的に良かったと思います。昨日の接戦を落としてしまっていたので今日1つまた勝ってすぐに取り戻せたというのは良かった。そういう意味ではチームにとっても大きかったんじゃないかと思います。
岩村の解説
今季6勝5敗 防御率3.81(7/15の試合終了時点)
メジャー通算70勝!
アナ 田中投手、見事はピッチングでメジャー通算70勝を達成しましたね。
岩村 田中投手らしい低めに集めるピッチングでしたね。リズムがいいからこそいい守備も出ていましたよね。
アナ はい。
岩村 そしてなんといってもスプリット。前半戦ではスプリットの落ちに苦労していましたけど、今日は素晴らしい高さに決まっていましたね。
アナ 今日のようなスプリットを投げられていたら大丈夫ということでしょうかね?
岩村 全く問題はないですね。前半戦に色んなことがあったと思います。自分の中で試行錯誤して投げ方も少しだけ変えたりもしていたと思うんです。
アナ はい。
岩村 今日のスプリットだと空振りを取れるしゴロも打たせられる。そういう意味でいうと田中投手らしい安定感が増していくんじゃないかなと思いますね。
アナ その田中投手ですが、「スプリットに関してはオールスターで得られたヒントを生かせた」と、オールスターをきっかけに手応えを掴んだと語っています。オールスター前と今日のスプリットで何が変わったのでしょうか?
岩村 まあ下半身主導の投球を少し意識しているのかなと思いますね。ピッチングも『てこの原理』ですから、支点が止まっていれば腕の振りもどんどん良くなりますから。腕の振りが良くなれば、スプリットの落ちも増していくんだと思いますね。
アナ 腕の振りが良いスプリットに繋がったということですね。
岩村 はい。
アナ 更に空振り率で比較してみても、前半戦は17%だったのが、今日は29%で去年の36%に近付いているんですよね。
岩村 そうですよね。スゴく手応えのある試合になったと思いますので、この数字がもっと上がってくれば更に安定感が増すと思いますね。
アナ 今後も期待しましょう。
以上です。