2019年9月21日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で勝利し、5年ぶりの覇権奪還となった読売ジャイアンツについて元南海阪神の江本孟紀、元横浜の平松政次がフジテレビアナウンサーの大村晟と共に語っています。
率.258 本176 得644 防3.71 失547
アナ 巨人が5年ぶり37度目のリーグ優勝を果たしました。中でも印象的だったのが原監督の涙の優勝監督インタビューです。江本さんと平松さんはこのインタビューの印象はどうでしたか?
江本 それは素直に嬉しかったと思いますよ。
アナ はい。
江本 やっぱりジャイアンツの歴史からしてもこれ以上優勝から遠ざかっていたことがないですから。
アナ はい。
江本 自分の中では絶対に優勝してやろう、という意気込みがシーズン前からありましたよ。だけど振り返ってシーズン中を見ていると、巨人はそんなに強くなかったんですよ。
アナ そうですか。
江本 うん。もう本当に苦しい思いをしてね、原監督のやり繰りでみんながついて行って、最後に勝ち取った優勝じゃないかと思いますね。
アナ なるほど。平松さんは印象いかがですか?
平松 まあね、歴代の監督で優勝監督インタビューで泣いたのは初めてじゃないでしょうかね。それぐらい今年は苦しかった。今は広島カープ時代ですからね。広島に勝てない、なんとか広島を負かして優勝したいという思いで今年もやってきたんですよね。
アナ はい。
平松 広島は前半良くなかったんだけど、巨人は相性が悪いから焦ってましたよね。そしてDeNAからも突き上げがありますし。そういう中で本当に優勝できるんだろうか、という思いがあったと思うんですよね。だからあの涙は苦しみと喜びの涙じゃないですかね。
アナ 江本さんは巨人が優勝できた理由についてどういったところにお感じになりますか?
江本 やっぱり監督も言っていたように全員野球。
アナ はい。
江本 昨日(9/20)は坂本にバントさせたり、丸もしたことがあるし、岡本もあるし、ゲレーロもある。とにかく勝つために色んなことをやるぞという、それが結集してこういう勝ちになったんじゃないですかね。
アナ 平松さんはどうでしょうか?
平松 まあ戦力はやっぱり優勝するだけのものはあるんだけど、好不調があるじゃないですか。
アナ はい。
平松 その中で外国人でも調子が悪かったらゲレーロを2軍に落とす、それからビヤヌエバも今年1年目だけどほとんど使わない。あとはメルセデスもヤングマンも悪かったら外すというところで、いわゆる固定観念にとらわれない。調子が悪かったらファームに落とす、調子が良ければベテランであろうが若手であろうが中堅であろうがその人を使うという、そういう意味では原監督が思うようにやり繰りをやって、それで自分の手で覇権を取ったと。
アナ うんうん。
平松 やりがいという意味では今年が一番あったんじゃないですかね。
アナ なるほど。
以上です。