2020年7月11日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で9回1点リードの状況で痛恨のエラーをし、同点い追い付かれるプレーをしてしまった阪神タイガースのセンター植田海の守備について元中日の井端、元ヤクルト広島の笘篠賢治、元阪神ダイエーの池田親興がフリーアナウンサーの梅田淳と共に語っています。
シーン
9回表 阪神1点リード 1死1塁
2番のDeNA桑原が強いゴロのセンター前ヒットを放ち、1塁ランナーの梶谷が迷わず3塁に向かう。それを見たセンターの植田が猛チャージをして3塁で刺そうという動きを見せるが、上手くゴロを捕球できずに弾いてしまい、梶谷が一気にホームに生還し同点となる。(※その直後にソトに2ランを浴びる)
植田の守備について
アナ 阪神にとっては何とも言えない結果になりました。笘篠さん、ソトのホームランがあそこで出るのか、そして藤川球児のボールはどうだったのか。
笘篠 まあ、これがDeNAの怖さですよね。ランナーを貯めて一発で試合をひっくり返せるチームですよね。その前にセンター植田のミスですよね。藤川も何とか野手のミスをカバーしてやりたかったんですけどね。恐るべしソトのパワーですよね。
アナ 井端さん、植田のあのミスについてどうですか?
井端 ちょっとボールから目を離すのが早かったように見えますね。センターですから目の前で1塁ランナーが3塁に向かって行くのを見ているんですよね。センターへの打球もちょっと蛇行しているんですよね。
アナ うーん。
井端 あそこはセンターも深めに守っていたのでチャージしてすぐに投げるのは諦めて、しっかり捕って1塁3塁は仕方ないという守りをしてたと思うんですよ。ちょっと内野手の本能みたいなのが出ちゃったのかなと思いますね。
笘篠 これ打球に注目してほしいんですよね。甲子園の外野の芝ってちょっとネットリしてるんです。
アナ はい。
笘篠 それで雨の影響で水も少し含んでいる状態で、桑原のセンター返しの打球がスネークのように蛇行しているんですよね。芝のところ入った時点で打球が小さく右に行ったり左に行ったりと。
アナ 本当に小刻みに左右に揺れてますね。
笘篠 だから絶対に油断したらダメなんですよ。これはグラブに入る瞬間まで気を抜かずに捕らないとダメなんですよね。
アナ これは池田さんも分かりますか?
池田 今の映像を見ても分かりますし、最終的にはボールが来た瞬間にグラブを閉じてるんですよね。やっぱりあのミスがなくてまだランナー1塁3塁で1点勝ってる状況だったら、藤川のソトに対する気持ちも変わるでしょうけど、あのミスで同点になったというのは気持ちがちょっと変わってしまったのかなとは思いますね。
アナ そうですね。井端さん、順位予想で阪神をどこの位置にしていましたか?
井端 優勝です。
アナ ですよね。
井端 はい。ここで勝って5連勝しておけば、またノッてきて5割ぐらいすぐに行くかなと思ってたんですけどね。
アナ うーん。またここで気分を変えないといけないですね。
井端 そうですね。
以上です。