2020年7月31日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.読売ジャイアンツ戦で乱調ピッチングで2敗目を喫した広島カープの森下暢仁の投球について元横浜の野村弘樹、元阪神ダイエーの池田親興、元中日の井端弘和がフリーアナウンサーの柴田阿弥と共に語っています。
今季2勝2敗 防御率2.56(7/31の試合終了時点)
四死球6は自己ワースト
アナ 森下投手はジャイアンツ戦で初先発となりましたが敗れました。
野村 井端さん、今日の森下の投球はどう見ました?
井端 点を取られたくないというのが序盤から見えて、だいぶ力んでましたね。変化球がストライク入らなかったので、ストレートストレートで押したのが何とか5回まで持ったというのがあったんでね、あれで変化球のコントロールが出来ていたらもっと幅のある投球ができて長いイニングを投げれたと思うんでね。
野村 また初回に3つフォアボールなんで、ルーキーとはいえ、ちょっと森下投手としては考えられないじゃないですか。
井端 そうですね。その内、1球も変化球でストライクが取れなかったので、やっぱりそこでストレートを狙われるんじゃないかっていう中でストレートもコーナーを狙って投げたのがフォアボールに繋がったのかなと思いますね。
野村 なるほど。池田さん、ジャイアンツ戦での初先発でやっぱり何か違うものが出てしまったのかもしれませんね。
池田 うん。やっぱり小さい頃からジャイアンツを見て大きくなった選手が多いですから、そういう意味では緊張感も高まっていたでしょうし、この球場で投げるのは力が入りますよ。
野村 はい。池田さんは初めてのジャイアンツ戦はどうでしたか?
池田 僕はプロ初登板がジャイアンツ戦で、中継ぎだったんで投げる事はないのかなと、見ている気分だったんですが、急に呼ばれて開幕戦で投げる事になって、テレビで見ていた世界に自分が入って行くのが信じられなかったですね。
野村 なるほど(笑)
池田 自分は何をしているんだろうと。また中畑さんが打席に立っていてテレビで見ていた人だったんで、どうしようとなりましたね。
野村 なるほど。やっぱりジャイアンツ戦というのは特別なものがあるんですよね。
池田 そうですね。
以上です。