2020年8月5日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.阪神タイガース戦で先発し4勝目をあげた読売ジャイアンツの戸郷翔征のアーム式投法について元横浜の斎藤明雄、元中日の谷沢健一、ヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの黒澤詩音と共に語っています。
アナ 巨人が阪神に連勝し首位をガッチリとキープし、先発の戸郷投手が好投し4勝目となりました。
谷沢 明雄さんにちょっと聞いてみたいんですよ。明雄さん、戸郷の腕の振りを見ると、つい明雄さんを思い出しちゃうんだよ。
斎藤 谷沢さんにはよく打たれましたからね。
谷沢 ハハハ(笑)
真中 谷沢さんが「明雄さんに似てる」とおっしゃるんですよね。
斎藤 似ている部分はテイクバックのところだと思うんですよね。右腕がちょうど後頭部に行く時に本来なら手首がセンターに向かないといけないんだけど、戸郷も僕もそれが真上に向かってる。そしてそれによって肘の角度と高さを調整できるようにしてると思いますね。
真中 明雄さんから見てもやっぱり自分と似てると思われますか?
斎藤 テイクバックを後ろに持って来た時にね。ここですよね。
(写真だと分かりにくいですが動画だと似ている雰囲気があります)
真中 あぁ、雰囲気が何となく似てますね。谷沢さん、明雄さんとの相性はどうでしたか?
谷沢 え・・・? カモでしたよ(笑)
斎藤 よく打たれましたよ(笑)
真中 谷沢さん、もしかしてそれが言いたくてこの話題にしたんじゃないですか?(笑)
谷沢 いやいや、そうじゃないんだけど(笑) 今、明雄さんが言うにはテイクバックの時にアーム式でよく似てると。
真中 はい。
谷沢 でもね、ちょうど手首が後頭部に行く時に明雄さんは手の位置が変わるんですよ。でも戸郷の場合は力があって手首が強いから、まだそれを変えなくてもいいんだけど、バッターから見ると、ああいうアーム式のテイクバックはスゴく出どころが見えやすいんですよ。
真中 うんうん。
谷沢 だから今はいいんだけど、今後は困る時期もあると思うんだよね。
アナ なるほど。そういう時期に明雄さん式を取り入れると、より改善されると。
谷沢 そうそう。
真中 面白い話でしたね。
以上です。