2018年4月9日に関西テレビで放送された「報道ランナー」という番組で山本昌が阪神のピッチャー小野泰己と秋山拓巳について関西テレビのアナウンサーの新実彰平(以下アナ)と共に語っています。
アナ 先週の阪神は先発ピッチャー陣が素晴らしかった。この3人です。
【モニターに勝ち星を上げた先発ピッチャーが下記のように映される】
4月4日 小野泰己(23) 7回1/3、1失点、被安打3、奪三振2
4月5日 メッセンジャー(36) 8回、無失点、被安打3、奪三振11
4月7日 秋山拓巳(26) 6回、1失点、被安打5、奪三振4
アナ 小野投手、メッセンジャー投手、秋山投手ですが、まずは小野投手2年目。
山本 この投手は2017年もいいボールを投げていましたけど今年はもう成長しましてね。それとストレートが彼の持ち味ですからストレートがいい内はとうぶん活躍してくれると思いますね。ただ、いい時ばかりじゃないのがプロ野球ですから、課題は悪くなった時。とにかく悪くなった時にコントロール、そして変化球ですね。この2つがしっかりとレベルアップしたら、これは毎年2桁勝つピッチャーになりますよ。
アナ なんか先発なのに藤川球児投手のような配球で・・・ストレートばっかりで。
山本 ストレートを平均で150キロ投げるピッチャーってなかなかいないですから。これはもう伸びてほしいです。
アナ どんな性格の方なのかと関テレの記者の方に聞いたのですが実はこういう方だそうですよ。(フリップを出す)
【フリップに『顔に似合わず相当な負けず嫌い』と書かれている】
アナ 顔に似合わずに相当な負けずぎらいということで。2017年に投げても投げても勝てないという時期がありまして、あの頃は寝る前にもあの時の配球を1から思い出して悔しくて寝られないという日が続いたそうで、やっぱり負けているのに次にまたチャンスがあるというのが精神的にキツかったそうです。2017年はあれだけチャンスを貰ったから絶対にやり返すとかなりの思いを持っていると。
山本 うん。負けず嫌いはいいんです。でも、次がありますんで負けた日は寝るのが1番です。
アナ ハハハ(笑) え、昌さんは寝られるタイプですか?
山本 私は勝つと寝られないタイプでしたね。
アナ ほー!
山本 負けた時はスッと寝ます。それでいいんですこれは。
アナ そういった大らかさというのも大事なのかもしれません。
山本 負けた日はすぐに寝ると。それがいいです。
【ここから秋山の話】
アナ さあ、2017年に大ブレイクしました秋山投手ですが、今年も心配ないですか?
山本 先日は調子が悪かったんですよ。でも、悪くても勝てるピッチングをできるようになりましたから安定していますよね。
アナ やっぱりいつでもストライクが取れるから安心感がありますよね。
山本 そうですね。この投手は四球が少ないですから無駄なランナーを出しませんのでボールも低めにいきますし素晴らしいと思います。
アナ そんな秋山投手が昌さんと横浜スタジアムで会った時に相談を秋山投手から持ち掛けてきたということなんですが。
山本 そうなんですよ。
アナ ちょっとこちらをご覧ください。(モニターに秋山と山本昌のやり取りが映る)
(続けて)
アナ こんなやり取りがありました。秋山投手「今年は色々と研究されている。どうすれば・・・」と大先輩の昌さんに質問されました。昌さんの答えはこちらです。
(続けて)
アナ 山本昌さん「気にするな。俺なんか27年研究され尽くした!」。これは昌さんしか言えないですよね(笑)
山本 これは色んな話をしてその中の喋れることを出したんですよね。
アナ はい。
山本 やっぱり活躍すれば他球団に研究されますしプロというのは毎年それを上回っていくことをしなければいけない。それで研究されてイメージを持ってもらったら、それの裏をかくことができる。ですから、気にしないで自分のいいボールを投げる。それでいいんじゃないかな。そういうことをアドバイスさせてもらいましたけど。
アナ 昌さんも毎年毎年、相手が研究してきましたもんね。
山本 もう毎年です。私のイメージなんて配球のパーセンテージまで全部出ているんですけども、それを上回っていかなきゃいけませんから気にすることはない。自分のいいボールを投げればいいです。僕はそう伝えました。
アナ 秋山投手はどういう反応でしたか?
山本 「そうですか!」と(笑)
アナ ハハハ(笑) ちょっと気が楽になったかもしれませんけど。
以上です。
小野と秋山の話でしたが今年は何とかやってほしいですね。どちらもエースクラスの働きを期待です。