2018年2月に放送された「猛虎キャンプリポート」という番組内で元阪神の掛布雅之と朝日放送の中邨アナと元阪神でスカイAディレクターの福家雅明と共に語っております。

 

福家 2月9日に浦添に行ったらちょうど昼間で紅白戦やっててね。まあ、阪神の才木は2年目なんですけど同じ2年目の寺島が投げていて高校時代は凄かったんですけど。

 

中邨 履正社高校の一時代を作ったエースですが。

 

福家 なかなかね、この日はアウトを取れずに苦しんでいましたね。

 

中邨 はい。

 

掛布 ただこの後ね、江夏さんが浦添に行ったらしいんですよ。寺島君と色々と話すような時間を小川君が江夏さんにお願いして色々と何か心にグサっとくるようなモノがあったみたいなことをこないだ小川監督と話をしたときに「江夏さんによろしくお伝えしてください」を言っていましたので。

 

福家 そうですか。

 

掛布 なにかヒントになるようなね。言葉を掛けられたんだと思いますよ。

 

中邨 なるほどね。

 

掛布 だからといって、すぐに結果に繋がるほど野球は甘くないとは思いますけども非常にヒントになったということは言っていましたね。

 

中邨 はい。

 

掛布 まあ、小川監督は習志野で僕が3年で彼は1年生だったので。

 

福家 そうですね。

 

中邨 先輩後輩の。

 

掛布 非常に腰の低い方なんですよ。

 

中邨 ハハハハ(笑)

 

掛布 僕が気を使うぐらいに。

 

福家 ヤクルトのポイントは今シーズン青木が戻ってきたというのと川端が。

 

掛布 はい。まあ、大丈夫だろうと言われていますから。この青木君が「メジャーの経験というものが凄く青木を変えた」というのを小川監督が言っているんですよ。

 

中邨 はい。

 

掛布 どちらかというと自分の野球というものを全面的に出してやるタイプだったんですって。

 

中邨 我が道を行くという。

 

掛布 はい。それが、「チームが勝つためには」と。

 

中邨 ほー。

 

掛布 「勝ちたいんだ」ということを口にするようになったんだと。

 

中邨 メジャーこそ個人主義の集合体みたいに勝手に思っていましたけど実はそうじゃなくて。

 

掛布 畠山君だとか山田君などに非常にいいアドバイスを青木君がしているというようなことを。

 

中邨 選手同士で青木選手が。

 

掛布 それと「バレンティンが元気なのが気になる」って言っていました(笑)

 

中邨 阪神との試合でもね。

 

福家 打線でバレンティンをどこに入れるか。

 

掛布 バレンティンをね。だから、「バレンティンと畠山を並べるのはちょっと重たすぎますよね」というようなことを言っていてですね。「その間に誰かを挟んだ方が面白いんじゃないですか」というようなことを言っていたんですよ。

 

中邨 へー。

 

掛布 じゃあ、挟むとなると誰になるんだろうと。そうすると1番に名前が挙がってくるのが青木君なんですよね、やっぱり。

 

中邨 5番に青木選手を入れる。

 

掛布 4番に。

 

中邨 4番に青木? あっ、4番に青木選手を。

 

掛布 それは小川監督の頭の中にあると思います。

 

福家 4番青木あるんですか。

 

中邨 じゃあ、山田選手は1番ですか?

 

掛布 えぇぇ(相槌)

 

中邨 はー!

 

掛布 2番が川端。3番からバレンティン、青木、畠山。それで雄平とか坂口が6番に入ると。

 

中邨 ウワー!

 

掛布 だから、バレンティンをどう位置付けるか分からないんですけど重たい物を2枚並べるのはどうだろうと考えていたらしくて。その方が動ける打線が組めるんじゃないだろうかと。

中邨 なるほどね。

 

掛布 だから、新しい4番というものをこの青木君が作るという可能性はありますよね。

 

中邨 はー。

 

掛布 まあ、どういう形になるか分かりませんよ。

 

中邨 タイプ的には1番とか3番というね。かつてのヤクルト時代でね。

 

掛布 それでね、バッティング練習見ましたけども、やっぱり素晴らしいね。青木君は。

 

中邨 あー。

 

掛布 3割は打つんじゃないですか。それぐらいのやはりバットコントロールは変わっていませんね。

 

中邨 へー。

 

掛布 ただ、小川監督も言っていましたけど投手陣ですね。

 

福家 投手はやっぱりタイガースの方が指折り数えられますよね。ヤクルトはなかなか。

 

掛布 指が折れない。優勝ラインが70勝か80勝でも構いません。

 

中邨 はい。

 

掛布 それを計算できるのはピッチャーを中心とした守りでしか計算できない。

 

中邨 数えられないですね。

 

掛布 それじゃあ、ホームラン40発打つから80勝って計算ですますか?

 

中邨 ハハハ、それはそうですよね(笑)

 

掛布 それはそうでしょ。20勝投手が2枚いれば、はい。

 

福家 そうなんですよね。昨年もヤクルトはね。

 

中邨 防御率がほぼほぼ1点違いますからね(2017年のチーム防御率が阪神は3.29でヤクルトが4.21)。チーム防御率が。

 

掛布 ただ、先ほど言った打線が点を取ってくれればピッチャーとして5回6回5点までOKだと。

 

福家 1985年の阪神。

 

掛布 はい。そうなるとピッチャーは楽になるんじゃない。

 

福家 全然楽になる。

 

掛布 違うよね。

 

福家 打線がピッチャーを育てるという。

 

掛布 そうそう。そういう流れをヤクルトが作れると昨年のようなヤクルトでもないと思うんですよ。

 

中邨 ヤクルトがそうならなければ、どちらかというと混戦になるということですか。

 

掛布 そうですね。

 

中邨 なかなか抜きに出られないということで。

 

掛布 ですから、ヤクルトは相当面白い打線を組めると思いますよ。

 

中邨 打高投低が明らかなのがヤクルトということになるんでしょうか。

 

掛布 えぇぇ(相槌)

 

 

以上です。

今年のヤクルト打線の破壊力は凄まじいと思います。投手陣が不安定ですが。

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