2018年5月28日BS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日、ニューヨークヤンキースとアナハイムエンゼルスが対決をしました。NYY先発の田中将大とLAAの4番大谷翔平の対決をメジャーで活躍した高橋尚成がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に分析しています。

 



【試合後の田中のコメント】

田中 彼(大谷)を抑えることは容易ではないです。今シーズンこれまでスゴい打っていましたし、それだけでも神経を使う部分がありましたけど。尚且つ、選球眼が良い、っていうのでくさい球はなかなか振ってはこなかったんで。

 

【試合後の大谷コメント】

大谷 (ストライクゾーンの)枠の隅を突いてくるようなコントロールを持っていると思うので、ある意味、四球を取るというのはヒットよりも難しくなってくるところもあると思うんですけど、その中で無死1塁から1-2塁にチャンスを広げられたのは良かったと思っています。(5年前と比べて)3打席だけで分かるかと言えば、そうではないけど、ボールの見え方とかは進歩しているんじゃないかなと思いますし、田中さんは田中さんで数多くの経験を積まれていると思うので、(今後の対決でも)難しい打席も多くなるんじゃないかと思っています。

 

 

アナ 田中投手と大谷選手の対決、本当に見応えがありました。結果は三振2つと四球が1つと、高橋さん、これはもう田中投手の勝ちでしょうか?

 

高橋 ん~勝ちと言ってもいいでしょうね。何か田中投手の意地みたいなものを感じましたね。『絶対に打たせたくない!』というのを感じましたね。今日の3打席の配球を見て頂きたいんですけど。

 

アナ はい。

 

高橋 これほとんど打てる球がないんですよね。大谷選手も言っていましたけど、四隅をしっかりと投げていたなという感じがしますよね。(ほとんどの球が真ん中付近にも投げていません)

 

アナ ということは、打てそうな球というのは第1打席の5球目(唯一真ん中にきている球)ぐらいかなという(笑)

 

高橋 ん~実はただの甘い球ではないんですね。

 

アナ そうですか。

 

 

【第1打席の映像を見ながら】

高橋 第1打席の1球目から4球目を見て頂きたいんですけど、とにかく厳しいところに攻めているなという感じがするんですよね。3球目(外角高めのスライダー)は完璧な打てない球ですし、4球目(外角低めのスプリット)も打っても絶対に空振りだろうという球ですよね。3ボール1ストライクになったところで大谷選手は5球目ではストレート待ちになっているんですよね。

 

アナ はい。

 

高橋 その中で田中投手は甘めの変化球(5球目は真ん中のスライダー)だったら空振りを取れると思っているんですよ(実際に5球目は真ん中のスライダーで空振り)。そういう面では田中投手の投球術というのが垣間見えたという感じがしますよね。そうなった時に最後の6球目(内角やや低めのスライダーで空振り三振)が効いてきてしまうという感じですよね。

 

アナ うーん。

 

高橋 まあ、あんまり曲がりはしなかったですけど、コースにしっかりと投げればああいう形になりますね。

 

アナ つまり、大谷選手にとっては今日は甘い球が無かったということですね。

 

高橋 そういう事になります!間違いなく今日は田中投手の勝ちです。

 

アナ 勝った田中投手は6勝目をあげました。

 

高橋 良かったですね。今日は特に高めを上手く使っていたのかなという感じがしますね。高めを意識させることによって田中投手本来の低めへの制球がスゴく生きていましたよね。

 

アナ トラウト選手に対しても高めで三振を取っていましたよね。

 

高橋 そうですね。低めは上手く使えて、高めを投げる事によって低めも生きるということですね。

 

アナ スプリットも効きますよね。

 

 

【ここから打者大谷の話】

アナ さあ、一方、ヤンキースとの3連戦で9打数ノーヒットでした。こちらは大丈夫でしょうか。

 

高橋 全く問題ないです。

 

アナ 大丈夫ですか。

 

【大谷の今回のヤンキースとの3連戦の打撃内容】

第1戦 三振 四球 遊ゴロ 遊ゴロ

第2戦 三振 四球 三振 併殺打 遊ゴロ

第3戦 三振 四球 三振 四球

 

 

高橋 はい。シフトに引っ掛かった(赤文字)というところでいい打球を打っていたので、そういう面では仕方ないのかなという感じがしますし。

 

アナ はい。

 

高橋 それと四球をしっかりと選べているので、本人が言っている通り、それができていれば何の問題もないというところでしょうね。

 

アナ その四球なんですが、今日は田中投手とチャップマン投手から1つずつ取りました。チャップマン投手からの四球について「もらったフォアボールではなく、取っているフォアボール」と大谷選手がコメントしています。

 

高橋 うーん。調子が悪い人がなかなかこういう事を言わないですよね。

 

アナ そうですよね。自信に満ちていますね。

 

高橋 そうですね。本当に自信があるだろうなと思いますし、自分のスイングが出来ているというのもあると思うんですよね。長いシーズンで3試合打てないこともありますよ。問題ないと思いますよ。

 

この日の田中vs.大谷の全打席、全球動画

 

以上です。

田中が完勝です。NPB時代から打てていませんから大谷は相性悪いのかもしれませんね。

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