20191122日にサンテレビで放送された『熱血!タイガース党』で阪神タイガースの藤川球児が遠投と投球フォームについてサンテレビアナウンサーの湯浅と共に語っています。少しだけ福本豊も出てきます。

 



まず野球少年から『試合ではセットポジションで投げています。どうしたら速い球を投げられますか?』という質問が届きました。そこから遠投や投球フォームについて語ります。

 

アナ どうすれば小学5年生の野球少年が速いボールを投げられるのか、という質問です。

 

藤川 小学5年生・・・。まず試合ではセットポジションという内容でしたが、練習ではセットポジションをやめて遠くに投げる練習をすること。

 

アナ 遠投?

 

藤川 遠投を多くする。ワンバウンドでもいい、それをステップしてもいいから投げる練習をする。遠くに投げる練習をするのが、まず速い球を投げるには大きな要素。

 

アナ なるほど。

 

藤川 あとはライン。どんな投げ方でも同じラインで踏み出して投げる。オーバースローであれば縦の軸がブレないように投げる。サイドでもスリークォーターでも軸がブレずに手の位置だけが変わるので、軸を大事にして投げる。

 

アナ 踏み出すということは、左足ですよね。

 

藤川 左足は足を上げるだけの役目です。僕は全部そういうのをメモしてるんですけど。

 

アナ へぇー。

 

藤川 上半身は投球中は触らない。

 

アナ はい。

 

藤川 腕の位置(その人の投げる時の腕の角度)を触るのは指導者がやっちゃいけない事だと僕は認識しています。

 

アナ なるほど。

 

 

藤川 下半身の体重の掛け方を考えると、最初は右足と左足の配分が55です。

 

 

藤川 そして左を上げたら右に100になるわけじゃないですか。

 

 

アナ はい。

 

藤川 そして僕はセットで毎回投げてますけど、左足を上げる前に左足に体重をかけて左に100にします。

 

 

藤川 それから足を上げて右足に100にするんです。

 

 

藤川 それで左足の役目は終わっているので、今度は軸足(右足)の内側に体重をかけているイメージ。

 

 

藤川 それから振り子のように軸足の内側に乗せている体重を使って左足を踏み込むんですね。

 

 

藤川 それで体を送り込んでいく。

 

アナ なるほど。

 

 

藤川 でも、ほとんどの小学生は左足で出てると思うんですよ。(※先ほどの藤川のイメージだと振り子のイメージなので自然と左足が出ているが、小学生の場合は左足を自分から出しているイメージであると藤川は言っている)

 

アナ うんうん。なるほど。

 

藤川 「左足を前に踏み込め」と指導されていたり、あとは「グラブを持っている手を出していけ」とか「左のお尻を前に持っていくように」とか、そういうイメージでと言われていると思うんですよ。 左のお尻より、もっと楽なのがここ(軸足の太ももの内側)を押し出せばいけるんで。

 

アナ 軸足の太ももの内側。

 

藤川 それで軸足に溜まったパワーを、軸足で我慢して我慢して我慢して、踏み込んだ足で着地するその瞬間に全部乗せるとボールが飛びますね。

 

アナ その形になると勝手に上半身がついてくるというイメージですね。

 

藤川 ついてきます。僕は上半身を動かすというのを今もやらないんで。

 

アナ はい。

 

藤川 1月の自主トレにみんなと行っても絶対に上半身はイジらないです。

 

アナ そうかぁ。じゃあ下半身が大事であるという事ですね。

 

藤川 全ては下半身だと思っています。

 

アナ 例えば指導者の方が教える場合なんですけど、ちょっと足を上げてもらえるでしょうか。

 

 

 

アナ この時に軸足の内側を引っ張るぐらい?

 

藤川 そうですね。この足を上げた時点で左足の役割は終わってますから。

 

アナ はい。

 

藤川 あとは軸足でいって。その足を蹴る。

 

 

アナ はい。

 

藤川 これが左足に力を入れて体重移動すると、もう軸足に力がないんで、体が下がるしかないんで。

 

 下半身が折れている状態

 

アナ なるほど。

 

藤川 そこで故障しますね。

 

アナ そうなんですね。

 

福本 いやぁ~、金田さんですよ。下(半身)やね。

 

藤川 そうです。時代が変われど同じですね。昔の金田さんも下半身主導でっていう。それが一番かな。特に日本のマウンドになると。

 

アナ そして先ほど冒頭におっしゃっていましたが、遠投というのは体を大きく使って投げることができますので、振りかぶって大きく体を使って子供は投げてほしいと。

 

藤川 はい。セットの時点で上半身にもう力が入るんで、セットじゃなくて下から順番に力を伝えていく。そして上は最後の最後で指先にかかるんで。

 

 

アナ なるほど。じゃあ、その投げ方をお願いします。

 

藤川 はい。1回上げた力を。

 

 

藤川 落として。

 

 

藤川 左足を上げる。

 

 

藤川 あとは左手はダラダラしていい(力を抜いていい)。そして軸足の内側の力を踏み込む足に送って。

 

 

藤川 この時に遠投なんで肩のラインはこういう感じ。

 

 

藤川 そこで軸足を蹴ってあげればボールは上がっていくんで。

 

 

藤川 オーバースローの場合はね。

 

アナ なるほど。

 

藤川 投げ込む地点が近くなればなるほど投げる角度も変わってくる。近くなってもその角度に合わせて、先ほど説明した下半身の使い方をして下半身を振り子のようにして、ショートスローをする。ショートスローを手だけで投げるとイップスになります。僕はなったことがない()

 

アナ 下半身が大事ということですね。

 

藤川 そうです。

 

 

以上です。

分かりにくいかもしれませんが軸足の内側のパワーを使えという事です。
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