2018年にBS1で放送された『球辞苑』でカーブをテーマにしている回で東北楽天ゴールデンイーグルスの岸孝之が自身のカーブについて語っています。

 

―「岸=カーブ」という印象について

岸 動かすという球にスゴく憧れてるんで、今。できればそれを投げたいんですけど、そこまで器用じゃなくて、投げられない。(※岸の持ち球はストレート、スライダー、チェンジアップ、カーブ)

 

―「岸=カーブ」の印象だが2017年のカーブ割合は16.9%

岸 全部の球種を使って抑えるタイプなので。バッターの頭にないときにボーンといくとけっこう効果的だったりするんで。

 

―カーブの効果

岸 落差で目線を外したり、緩急でタイミングを変える。全部速いボールだと、バッターはついていけるんじゃないかなっていう。そこでひとつ30キロくらい遅いカーブを投げられたら、選択肢が増える。けっこういいことが多いんじゃないかなと思いますね。(※岸のストレートは平均140キロ後半でカーブは110キロ台)

 

―握りについて

岸 こうですね。

 

岸 僕はリリースのときに(手首を返したり回転させるよりも)抜くイメージ。そこで腕の振りが変わらないことが一番大事なところかなと思います。

 

―理想のカーブ

岸 そもそも小学校の時に桑田さんをずっと見ていたので。今中さんとか緩いカーブを真似していましたね。

 

―カーブをどのように使うのか

岸 今年(2017)に限ってはカウント球の方が多かったと思います。

 

2013~2017年のカーブのカウント別

ストライクゾーン被スイング率(データスタジアム調べ)

カウントカーブ
0ストライク27.6%
1ストライク58.9%
2ストライク90.0%
この表から分かることは0ストライク時のカーブの見送り率は7割以上なので、0ストライクでのカーブは見送りストライクが取れる確率が高いということ

 

―その他の使い方

岸 勝負球でも使えるのが自分の中では大きいと思います。

 

―カーブの魅力について

岸 バッターピクッてなったときはスゴく気持ちいいです。スゴく体の大きい外国人選手だったり、ホームランバッターというのをあの緩いカーブで三振を取ったときの気持ちのいい感じをぜひ見てもらえたらいいなと思います。

 

その他にカーブを色々な人が深く語っています

 

 

以上です。

現役では最高レベルのカーブ。

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