2019426日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でマイナーリーグでの育成が紹介されています。

 

まず登場するツインズ傘下のコーチ三好さんの紹介です。

三好貴士
日本人でコーチを務める三好貴士さんはアメリカ独立リーグでプレーを経験。
現在は下から2番目のルーキーリーグアドバンスで指導をしている。
三好さんは独立リーグで2016年2017年の2年連続で最優秀監督に選出され、その育成能力を評価され去年ツインズに入団。
2010年を最後に地区優勝から遠ざかっているツインズ。チームの未来を担う若者を育てるため様々な工夫を凝らしている。

ゴロ捕球の練習

下の様子はパッと見た感じだと壁当てでボールをお手玉をしているような練習に見えるが実は重さの違うボールを使っているため弾み方がボールによって微妙に違う。

 

 

このマシーンによるキャッチの練習でも重さの違うボールをランダムに次々と出している。
重さの違いから異なるバウンドになり、瞬時の判断力を養える。

三好 野球ってルーティーンワークが多いんですけど、ただ、試合の中で起きることはけっこうイレギュラーが多いですよね。ゲームに近づけるために適応しなければいけないわけですよね。

 

 

キャッチャーのフレーミング

近年、重要視されているのがキャッチャーのフレーミング。
際どいコースをストライク判定してもらう技術も磨いている。
キャッチャーの動きをモーションキャプチャーでデータ化し、キャッチングの専門家も呼び最新の理論を教えている。

 

三好 フレーミングスコアが高いキャッチャーを使っていれば年間で本当に何十勝も変わる可能性があるので。多分、ビジネス的な観点で投資としてもコストパフォーマンス良くチームを強くできますね。

 

フレーミングの具体的な技術

三好 従来のフレーミーングはミットを前に出す。

 

 

三好 スティックしてストライクに見せようとしていたんですけど、今は親指を少し下げた状態で。

 

 

三好 審判が真上から見てたら、高低の動きって判断しづらいんです。従来の前に出すキャッチングと、現在教えられている肘を支点にして引き上げるキャッチングでどっちがミットが動いているように見えるかと言ったら、上から見てると、従来の前に出すキャッチングだと動いているように見えるから、前に出している方が審判的には「これは欺こうとしてんのか」という判断になるということですよね。

 

 

スイング編 フライボールの対応

メジャーを席巻しているフライボール革命。平均打球角度が上がり、2017年のホームランは6000本を突破。しかし、三好さんは安易にアッパースイングしないように指導している。

三好 アッパースイングだと当然ですけどピッチャー側の肩がすぐに開いちゃう打ち方になるので、打球角度が15度のライナーを出せることを目指してバッティングさせるという形で練習してますね。アッパースイングじゃなくてもボールの下を叩けば角度は上がっていくので。

 

最適なスイングを身に付けるためデータを活用。グリップエンドに計測機器を装着。マイナーリーグでは公式戦でも装着が許されている。スイングスピードやバットの軌道を計測し、打撃指導に活用している。

三好 監督、コーチが目視して「ここがこうだから悪い」っていう話ではないので。やっぱりデータによって全てに根拠があって説明をしているので(選手たちもそれは納得します)

 

メジャーを目指す育生の現場では最新のテクノロジーを取り入れる若者たちの姿があった。

以上です。

若い頃からこれだけ最適化されたトレーニングしてたら野球サイボーグが生まれますね。

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