2018年4月4日に毎日放送で放送された「戦え!スポーツ内閣」という番組で2018年巨人に復帰した上原浩治に武井壮が迫ります。
このインタビューは3月中旬ぐらいの収録したものだと思います
武井 よろしくお願いします。
上原 お願いします。
武井 僕は一応、1番ファンなんで。
上原 ありがとうございます(笑)
武井 俺はマジで世界のピッチャーで1番上原浩治のアウトローのストレートが好きなんですよ。
上原 ハハハ(笑)
武井 一生のうちに1球でもアレさえ投げられれば、もう二度と野球をやらなくていいんで。
上原 (笑)
武井 10年ぶりに日本球界復帰ですよね。久しぶりのジャイアンツはどうですか?
上原 いや、若い選手が多いんでね。もう半分以上っていうか7割ぐらいが知らない選手ばっかりなんで。
武井 そうですよね(笑)
上原 まずは名前と顔を覚えないといけないんで。
武井 一緒にプレーしていた選手は数人しかいないんですよね?
上原 そうですね。(阿部)慎之助と野手だったら(坂本)勇人が1年一緒にやっているぐらいで。もう全然分からないですね。
武井 全く同じ誕生日(1975年4月3日)の高橋由伸監督ということですけど、どうなんですか?なんか気持ち悪いですか?(笑)
上原 かなり気持ち悪いですね(笑)
武井 ハハハ(笑)
上原 お互いにやっぱりね、なるべく会わないようにしている(笑)
武井 そうなんですか(笑)
上原 グランド内でね(笑)
武井 ご飯に一緒に行ったりはしていないんですか?
上原 いや、何回も行っていますけど。
武井 あぁ、何回も行っている。
上原 その時はもう向こうも「由伸でいいよ」と言ってくれているし。
武井 あぁ、そうか。久しぶりの東京ドームの感触はどうですか?
上原 全く変わっていないですよね。
武井 あぁ、そうですか。
上原 もう狭いです!
武井 狭い。狭いって感じるんですか。
上原 やっぱりドームなんで、圧迫感がけっこうあるんでね。
武井 なるほど。
【ここからMLBとNPBの違いについて】
武井 メジャーと日本で同じ野球ですけど何かちょっとずつ違うじゃないですか。例えば、マウンドが違うとか。
上原 今はそこでちょっと苦しんでいるまではいかないですけど、色々と対策を練らないといけないかなっていう感じですね。
武井 ちょっと差があるんですか?
上原 微妙なズレがやっぱりありますね。
武井 そうなんですか。昔のフォームってグラブをお腹のところに置いて投げていたのがメジャーに行ってグラブが肩の位置になっていたじゃないですか。
上原 はい。そうですね。
武井 また最近ちょっとこう。(※投げる時にお腹の位置にグラブを置くようになっている動作をする)
上原 そうですね。オープン戦3試合を投げさせてもらって、ちょっとやっぱり戻した方がいいのかなという考え。
武井 やっぱりタイミングなんですか? グラブをお腹に置いて投げるのと肩ぐらいの高さで投げるとの違いってどういうところに出るんですか?
上原 マウンドの土の硬さが全く違うので。
武井 日本の方が柔らかい?
上原 ちょっと柔らかいですね。だから、踏ん張りっていうか日本の場合はグサって入るような感覚じゃないので。
武井 ほー。
上原 ちょっと微妙に足が動くような感じがあるので。そこでちょっと勢いをつけた方が、ひねりをちょっと加えた方がいいのかなとは。
武井 そういうフィーリングなんですね。
上原 そうですね。
ここで武井壮が球種の握りについて質問したのですが文字で表現するのが難しいので割愛します。ご了承ください。
【プロ生活20年目、日本復帰1年目の2018年シーズンの目標】
上原 毎試合抑えたいという気持ちはもちろんありますけど、100%そうなるかといったらならないと思うんで、とにかく1年間きちんと1軍のマウンドに立つことを目標にやっていきたいですよね。
武井 野球をプレーしたい。
上原 まあ、楽しみたい。楽しむっていうよりも野球ができているっていう喜びをね。
【武井壮がどうしても聞きたいことについて】
武井 上原投手のプロ野球人生はまだ続くんですけど。
上原 はい。
武井 過去、最高の1球はどれになるんでしょうか?
上原 過去っていうのはどうでもいいやと思っているので、終わったことなので。最高の1球は引退試合のラストの1球だと思っているんで。
武井 うわぁ・・・それカッコいいですね。
上原 そこまでやっぱり常に上を目指してやっているわけですから。
武井 なるほど。
上原 それが最高!って言っちゃうとそこで頂点になっちゃいますから。
武井 なるほど。
上原 そこが頂点ではないと。
武井 かっけぇ。マジかよ俺もそれでいこう(笑)
最後に握手をして終了
以上です。
最後の上原の言葉はかっこいいですね。シーズンインしてから思うような活躍をしていない試合も多々ありますけど、43歳ですからどれぐらいまでやれるんでしょうか。