4月5日にTBSで放送された「ひるおび」で衝撃の3試合連続ホームラン(この日は2試合連続の日)を打ったエンゼルス大谷翔平の打撃について元中日楽天の山崎武司が解説しています。元巨人の槙原寛己と番組MCの恵俊彰と共に語っています。この日は4月5日で3試合連続ホームランの2試合目の日となります。最初にTBSのアナウンサーが少し登場します。

 



アナ 2018年3月29日の開幕戦で打者でメジャーデビューをしまして初打席で初球をライト前ヒットで5打数1安打でした。山崎さんによりますと「オープン戦からバッティングフォームを変えて、すぐ結果を出したのは驚いた」ということで今日は実際に大谷選手の打撃について解説して頂こうと思います。

 

恵 どう変わったのかということなんですけど。山崎さん。

 

山崎 1番の大きな違いは日本で野球やっていた時とメジャーでのオープン戦の時は右足を上げて(1本足)打ちにいっていた。そうやって打つとどういう症状が起きるかというと、反動を使うから体の上下運動が起こるわけですね。

 

恵 縦の上下が起こるわけですね。

 

山崎 それで大谷がホームランを打った時には足がすり足になっているんですよ。

 

恵 ほー、足を上げない。

 

山崎 はい。足を上げずに打っているわけです。これはどういう症状が起きるかというと、バットが振れなくなるんですよ。だから、普通であればメジャーのあの速い球に反応できないと思う。

 

恵 足を上げてステップを踏むことによって反動とかタイミングを取っているわけですね。

 

山崎 はい。そうなんです。だいたい遠くに飛ばしたい時っていうのは足を上げたりして反動をつけてボーンっと振りたいんですけども。

 

恵 弓を弾いてから放つみたいな。

 

山崎 はい。それを大谷は敢えてステップをすり足にして(トップを最初から作って)止めたところから打つわけです。でも、これでバッターとして1番生じる事がトップからバットをボール当てるポイントまでのスイングスピードがなかなか出ない。

 

恵 スイングスピードが落ちる。

 

山崎 そうすると、前(右)の腰が開く。開いてしまってボールが見れなくなった状態で打とうとしてしまう。そうなるとアウトコースが見えなくなる。

 

恵 なるほど。見えない。

 

山崎 でも、今日(2試合連続HRをした日)のはアウトコースをホームランにしているんです。

 

恵 ここら辺の球をね。(外角のコースを指している)

 

 

山崎 見ていると、しっかりと足を止めて1回ね、右側の腰をホーム側にグッと入れているんです。腰をホーム側に入れてから打ちにいく。そうするとことによって飛んでいっている。

 

恵 1番深いところまでね。

 

山崎 だから、僕は大谷がホームランを打ったことが凄いんじゃなくてバッティングフォームを変えて結果を出したのが凄いと思う!

 

恵 へぇ~。

 

山崎 なかなか、この短期間で変えることなんて出来ないと思います。

 

 

【ここでオープン戦と開幕戦の打撃フォームの比較映像が流れる】

山崎 今の大谷の映像ですけど、腰がノーステップの時のは開いていないんですよ。

 

恵 はい。

 

山崎 このままバットを振るとピッチャーに向かって普通は開くんですけど、開きが遅いんですよ。遅いってことは良いってことなんですけど。普段(以前)のバッティングよりコンパクトに振っているんです。

 

恵 へぇ~。

 

山崎 それで結果出すんですから並の選手ではないですよね。

 

恵 槙原さん、これは松井秀喜を随分と解析をした時が我々ありましたけど、松井選手はテイクバックでトップを作る時に反動をつけていたのをテイクバックを抑えてそのまま打ちに行く。そういうふうに切り替えないとホームランが打てないと。変化についていけないとかってありましたよね。

 

槙原 そうですね。だから、松井クラスのパワーでもそうやって苦労したのに大谷は何でこんなに早く出来たんだというのが山崎さんもビックリのところですね。

 

恵 変な話、オープン戦の経験だけでひょっとしたらノーステップに挑戦したかもしれない。

 

山崎 そうですね。オープン戦で自分のやりたいようにやってみて「あっ、ダメだな やっぱ変えなきゃ」と思って変えてやったらすぐに結果が出ちゃった。凄いですよ。大谷ってプロに入ってからずっと見ているんですけど、ドンドン体大きくなってメジャーに行くための準備をしていましたよね。

 

 

以上です。

山崎武司もビックリの大谷の順応力。どこまでも驚かせてくれる男です。

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