2018年6月10日にTBSで放送された「サンデーモーニング」のスポーツでコーナーで右ひじ内側側副靭帯損傷が発覚したアナハイムエンゼルスの大谷翔平について張本勲が番組MCの関口宏と共に語っています。最初に少しだけニューヨークヤンキースの田中将大の怪我についても語っています。
【少しだけ田中についても触れています】
張本 心配だねぇ。まず田中君ね。
関口 はい。
張本 日本でのパ・リーグ時代でもバッターボックスに立っていないからね。ランナーにも出ていないから、走り方が分からないよね。
関口 何か途中でガクっときていましたね。
張本 本当は言葉は悪いけどプロは抜くところが無きゃダメなの。あんなもの(犠牲フライでホーム生還の場面)は思い切り走らなくてもセーフはセーフだからね。
関口 そうなの?
張本 そんなのはランナーでしょっちゅう出ている人なら分かる。彼はパ・リーグの時代からランナーに出たことがないからね。
【ここから大谷について】
張本 あとは大谷でしょう。右ひじだね。
関口 内側側副靭帯損傷(ないそくそくふくじんたいそんしょう)。
張本 これはメス入れたら1年半ぐらいかかりますよ。
関口 え!?
張本 バッターでも左打者なんで、この故障は右ひじの靭帯だから左打者は右ひじが重心にならないとダメなんですよ。これは右ひじを痛めるとバッティングにも影響出ますよ。
関口 ピッチャーとしては?
張本 ピッチャーとしては投手生命に関わりますよ。心配だねぇ。
関口 どうしたらいいんですか?
張本 何回も言うけど走り込んでないからぁ。
関口 走り込んでたらこういう怪我も防げる?
張本 ないですよ!ピッチャーは足で投げるから。極端に言えばね。
関口 はい。
張本 足が主導して最後は足だから、手は後から付いてくる事ですから。これは大投手のピッチャーはみんな同じ事を言っていますよ。
関口 あぁ。
張本 一番苦しいし、一番イヤな事だけど、一番大事なことをやらなきゃスポーツ選手は成功しませんよ。
関口 だから、マー君だって走り込んでいたらああいう事がなかった。
張本 そういう事ですよ。またアメリカは土地が硬いから。
関口 それはよく聞くよねぇ。
張本 何回も言うでしょ。私は何回も軽く走ったことあるけど、これはコンクリートの上で走っているような感じですからね。
関口 何で軟らかくしないんですかね?
張本 そういう球場になっていますからね。アメリカの人は体力があるから。
関口 はい。
張本 2メートルで100キロの体力と175センチ70キロの体力だと勝負になりませんもん。向こうの人は平気なの。その代わり長続きしない。日本人みたいに長続きするには練習に練習を重ねて長続きするような選手になってもらいたいけど、もう大谷が一番心配ですよ。
以上です。
走り込めば怪我は無いと断言する張本はちょっと無茶苦茶ですけど、走り込むのは大事ですよね。