2018年11月29日に読売テレビで放送された「朝生ワイドす・またん」で阪神タイガースの藤川球児が2018年シーズンを振り返っています。聞き手は読売テレビアナウンサーの尾山憲一です。

 



2018年シーズンについて

アナ 今年1年間、まずはお疲れ様でした。悔しい1年になりましたね。

 

藤川 そうですねぇ。17年前(2001年)の最下位を知っているのは実際に僕だけなんでね。

 

アナ どんな1年だったですか?

 

藤川 まあ、7月ぐらいの段階で1回選手全員集めてミーティングをして、このままいけば最下位になりそうだということを感じてたんで、自分たちがやらなればいけないと。だから、指示を待って言われたことに従いながらやるというのでは済まされない、ということは言ってたんですけど。まあ、どうしても自分ではこんな順位ではダメなんだ、恥ずかしいことなんだという風にはなかなか思っても、グラウンド上で表現できなかったですね。実際は。

 

アナ 7月の段階で危機感があったんですか?

 

藤川 危ないなと思いましたね。

 

アナ うーん。実際にそうなってしまって、初めて気付いた選手も多いですかね?

 

藤川 まあ選手といいますか、やっぱり首脳陣の方がどうしてもうまくいかないことで、うまくいかなければ自分たちの責任だと首脳陣の方は受け止めているので。ただ選手というのは現役生活を辞められないので。だからもし首脳陣の方たちが責任を取る形になったとしても、残された自分たちはずっとやっていかなければならない。そういう意味で最下位になるというのはとんだもなく大変なこと。

 

アナ はい。

 

藤川 労力も大変だし、ファンの人に新しく応援し直してもらわなければいけない。そのためには最下位を受け入れなければならないし、それが大変だからなんとか頑張らないといけないよっていう話を7月にしたんですけどね。

 

アナ 自身の今季の活躍はどうでした?

 

藤川 まあ、全体的に見たら20点ぐらいですかね。

 

アナ 20点。

 

藤川 うーん。まあ、0点でもいいかなという感じ。

 

アナ そうだったんですね。藤川球児投手個人では、今年は53試合に登板して、以前は夏場の勝負所でピークっていうのをよく話を伺っていたんですけど、今年なんかは開幕からフル回転の印象でした。

 

藤川 今年は開幕に元々合わせていたんですけどね。そんなにうまくいかないだろうと思っていたので。まあ、なかなか自分の思うチームへの貢献の仕方と、それがマッチしてこないと全てはうまくは回らないので。困った時にお願い、困った時にお願い、という形に最初の方はなったいたのかな。

 

アナ はい。

 

藤川 どうしてもそうなると、パフォーマンスの維持やモチベーションの維持がすごく難しくて、そこは年齢とキャリアでどうにか補うことができましたけど。

 

 

クローザー志願について

藤川 まあ、勝手に言ってるだけですし、もともと金本前監督であったとしても、言いにいこうと思っていましたね。もちろん中継ぎで去年負けゲームでたくさん投げたんですけど、ああいう風に自己成績だけ残しながら、ちょこちょことやったので、長くできるかもしれないですけど、全然面白くないんですよね(笑)

 

アナ うーん。

 

藤川 面白くないし、やっぱりファンの人は必死で応援して、勝ってほしい試合を見に行きたいし、勝ってほしいから応援してくれるというところで、しっかり勝負させてほしいし、そうじゃなければ若い選手でいいじゃないと思いますし。

 

アナ なるほど。勝敗を決する肝の部分で投げたいと。

 

藤川 うーん。まあ、肝の部分で使うかどうかは首脳陣の方次第ですけど、ベテランと言われるような年齢になった時に、自分の若い時とかを考えると、ベテランがぬるま湯に浸かっているようなプレーに見えた時もありますからね。『だから弱いんだよ』と思っていたんで。

 

アナ うん。

 

藤川 やっぱりベテランの僕たちが責任を感じなきゃいけないですね。実際にそういう風になっていると感じたからチームも最下位になったと僕は認識しているんで。前向きに倒れなきゃと思いますね。

 

 

ファンが喜ぶこと

藤川 僕は笑顔の回数よりは勝負師の時の自分の表情を見てもらえたらいいかなと感じてますけど。なんとか阪神タイガースを応援して頂けたら今年以下になることはないんで頑張ります。

 

アナ 矢野さん「誰かを喜ばす」と言われてますが、球児さんも同じことを言ってますもんね。僕は矢野さんと球児さんの向かうベクトルは一緒だなと思いますね。

 

藤川 僕はいつも勝負所で投げているんで、結局は勝って帰ってもらうのが僕の一番のファンサービスなので。そういうところで実際に仕事をしてきたんで、そこに関してはファンの人にサインしたりすることも確かに重要かもしれないですけど、それよりも1日4万5000人が入る、この大きな球場で勝って喜んで帰ってもらうというプレッシャーを考えると、どちらの方が大きな労力が必要かというと、自分に関してはグラウンドで100%ですね。

 

 

名球会への思いは?

アナ 現在227セーブ。名球会入りまであと23です。こういった数字は意識されますか?

 

藤川 全くないです。

 

アナ ないですか。

 

藤川 ないですし、クローザーに戻るという意識はないですね。

 

アナ ほー。

 

藤川 クローザーにチャレンジをするんです。

 

アナ もう一度ね。

 

 

ライバル松坂大輔

藤川 今年カムバック賞を松坂が獲ってね、

 

アナ 松坂投手が6勝をあげて刺激になりますか?

 

藤川 うーん。なりますね。だけど、彼は3勝くらいしか出来ないと思っていたら、当然辞めてると思うし、自分もそういう成績しか残せないようならそうするでしょうし。そういう意味ではもっとレベルの高い位置で松坂大輔という存在を見てますね。

 

 

以上です。

色々と語ってくれました。

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