2018年7月3日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs日ハム戦の埼玉西武ライオンズの継投の状況を見て投手陣事情を色々と元南海阪神の江本孟紀、元横浜の斉藤明雄、同じく元横浜の高木豊がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
【この日の先発十亀の投球内容】
7回2/3、131球、奪三振10、被安打7、四死球3、失点0
今季5勝6敗 防御率3.06 (7/3の試合終了時点)
アナ 首位攻防戦をまずは西武が制したということで。
高木 まあ、十亀が先発の役割をキッチリ果たしましたけども。
アナ はい。
高木 明雄さん、良かったですか?
斎藤 今日はスライダーのキレ、左バッターに投げるフォークボールのコントロールが良かったですね。そしてね、今日のアンパイアの柳田さんとコンビが合っていた。
高木 相性が良かったんですね。なるほどね。
斎藤 はい。ちょっとボールかなというところをストライクとコールしてくれたので助かったという感じですね。
高木 なるほど。まあ、131球という球数を要しましたけども、江本さん。
江本 はい。
高木 江本さんだったらそんなもん当たり前やないかという感じですか?
江本 いや、我々は球数で野球をしてないから。
高木 まあ、そうですね(笑)
江本 終わったら150球だったねとか。130球だったねとかを言うだけで、今は先に100球だとかを言うからね。
高木 うん。
江本 まあ、それを言ったからって、それが何?って話なんだけど。別に131球でもいいんじゃないですか。
高木 ただ、西武はやっぱりリリーフが不安じゃないですか。
江本 うんうん。
高木 だから、これから先発ピッチャーの球数がどんどん増えていくのかなって。
江本 どんどん増やした方がいいんじゃないですか。
高木 増やした方がいい?
江本 そりゃ、肩も鍛えられるし。投げながら鍛えられるじゃない。
高木 もちますか?
江本 それは大丈夫。当たり前じゃないのそんなの。
一同 (笑)
江本 もたなきゃ野球にならないじゃない。ピッチャーだもん。
高木 ブルペンで投げていないですよ。そんなに。
江本 いやぁ、投げなきゃダメよ。だってピッチャーだもん。
高木 そりゃそうですけど(笑)
江本 野手が投げているわけじゃないんだから。
高木 明雄さんは球数についてどうですか?僕は先の予想をすると、西武の先発ピッチャーの球数が増えていくかなと思っているんですけど。
斎藤 うん。当然、増えると思いますよ。
高木 中継ぎを心配してね。
斎藤 だけどね、江本さんと同じような考えで、中6日でしょ。
高木 うーん。
斎藤 140球ぐらいは投げても大丈夫じゃかいかなと思うんですけどね。
江本 200球投げても大丈夫だよ。そんなもの。中6日もあれば十分休める。
高木 ただ、増田の調子がセットアッパーになっても上がらないという。
江本 まあ、確かにバランスがあるから、極端な話をしますけど、そのチームが先発はこれぐらい投げて、抑えはこれぐらい投げてっていう、そのバランスが今は狂っているから、どうしたって先発が長めに投げないとしょうがないです。
高木 なるほどね。
江本 それでまた変えていけばいいわけだから。
高木 (1アウトも取れずに2失点の)今日の増田の調子はどう思いますか?
【この日の2番手増田の投球内容】
0/3回8球、被安打3、奪三振0、四死球0、失点2
江本 うーん、普段見ていないから分からないんだけどね。まあ、これは工夫してやらんとダメですよ。誰が見ても調子が悪いときは、また違う工夫をしないとね。
高木 なるほどね。
江本 やっぱりこれは自分の商売だから。
高木 明雄さん、腕が振れてない。何か躍動感を感じないですよね。
斎藤 そうなんです。腕が振れてなくて下半身の突っ込みがなくて大人しい。だから、下が強く入れば上が付いてくるという感覚になればいいんだけど、踏み込みの足が弱い。足を下ろす時は強いんだけど足が付くときはフワッとしている。この分、腕が振れない。その分、ボールが見やすくなっているのも確かだと思いますね。
高木 あの根性投げのカスティーヨはどうですか?
斎藤 私はあれはあまり信用していないです。今日はチェンジアップが良かったですけどね。
高木 うん。
斎藤 どちらかと言うと先発タイプじゃないですかね。真っ直ぐをドンドンとくればいいんですけどね。
江本 何か砲丸投げみたいだよな。
高木 根性投げですよね(笑)
江本 もうちょっと何とかならんのかな(笑)
高木 まあ、交流戦明けから抑えになっているみたいですけど。
以上です。
投手事情が大変過ぎますね。これから夏場をどう乗り越えていくのでしょうか。