2018年7月5日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB 」でこの日のセントルイスカージナルス戦で連続無失点記録が26試合でストップしたアリゾナダイヤモンドバックスの平野佳寿についてメジャーで活躍した小宮山悟がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に解説しています。
【この日の平野の投球内容】
0回2/3、被安打3、奪三振0、与四死球0、失点4
今季2勝1敗 防御率1.43 (7/5の試合終了時点)
【平野の試合後のコメント】
平野 全部が自分の実力だとは思っていない。出来すぎだと思っている。これからが大事。
アナ 平野投手の連続無失点試合は26でストップ。上原投手の無失点記録にはあと1試合届きませんでした。
小宮山 残念ですね。改めて上原の記録は凄いということを痛感しますし、今日の登板が残念な結果に終わってしまったので、いつかは止まるものなんですけど、ちょっとね。打たれた後もバタバタしちゃったじゃないですか。
アナ はい。
小宮山 まあ、1点差の状況での登板ですから、ホームランを絶対に打たれちゃいけないんですよ。それは本人も分かっているだけにストライクを取りにいったボールを痛打されて。これが痛かった。高さも中途半端でしたからね。
アナ うーん。
小宮山 問題がありまして、相手バッターの落ちるボールへの反応の仕方がかなり余裕を持っていたような気がしたので。
アナ はい。
平野 そして、打ち取った当たりではショートがエラーしたりで、点を取られて同点に
追い付かれて、ただでさえバタバタしている心境なのにエラーが絡むと余計にバタバタですよ。
アナ はい。
小宮山 次に打たれたボールも甘めにいってしまったので、逆転されてしまう。本当に残念な今日の登板でしたね。
アナ 結果的に4失点でしたけど、フォーシームは高めでスプリットは低めに投げているんですよね。
小宮山 ボールでいうと強さはそれなりにあったと思うんですね。
アナ はい。
小宮山 それで、要は少し高めにボールを集めることによってスプリットを有効に使いたいという事だったんでしょうけど、ちょっと中途半端な高めばっかりだったので、打たれてしまったと。
アナ はい。
小宮山 問題は低めに集まっているスプリットをセントルイス打線が余裕を持って見逃しているのがちょっと気になります。
アナ 対策をしてきたということですか?
小宮山 かなり研究をしてきて、平野の投球パターンも含めて状況別のパターンなんかも想定しながら落ちるボールを見送っていたと考えると、ちょっとキツイ状況になってしまったので。
アナ うーん。それだけ認められているということですよね。
小宮山 そうですね。
アナ 平野の投手についてダイヤモンドバックスのロブーロ監督は「今まで厳しい場面を抑えてきてくれた。たまにはこういうこともある」と変わらない信頼感を口にしていました。
小宮山 まあ、大事なのは次の登板だと思うんですよ。本人も口にしていましたけども、とにかく何とかしなきゃいけないんですが、久しぶりの失点なのでちょっと引きずると思うんです。
アナ はい。
小宮山 本当だったら間髪入れて投げさせたいけど、今日28球投げてけっこうしんどい28球だったので。
アナ はい。
小宮山 なので、疲労を回復させなきゃと考えると1日空けようとなると、どんよりした気分を1日伸ばさないといけない。それが心配です。
アナ 次の登板が大事ですよね。
小宮山 はい。
以上です。
記録を更新するもんだと思っていましたがそんなに甘いもんじゃなかったです。記録が途絶えて気持ちもリセットです。