2018年7月5日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB 」でこの日のシアトルマリナーズ戦で怪我から復帰2戦目にしてマルチヒットを放ったアナハイムエンゼルスの大谷翔平の打撃についてメジャーで活躍した小宮山悟がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に解説しています。
【この日の大谷の打撃内容】
1打席目 打撃妨害
2打席目 ライト前ヒット
3打席目 レフトフライ
4打席目 ライト2塁打
5打席目 セカンドゴロ
シーズン打率.287 (7/5の試合終了時点)
【大谷の試合後のコメント】
大谷 まあ、勝てて良かったかなと思っているのと、打席の感じも良かったので昨日(7/4)よりは良かったのではないかと思います。(1打席目の打撃妨害については)出塁できたことは結果的に良かったと思います。1回対戦している投手なので、ある程度はどういうボールなのかは頭に入れていたんですけど、それでもなかなか甘い球を捉えられないところにちょっともどかしさはありましたが、最初の1打席目に出塁できたのは良かったと思う。追加点を取れるところで取れなかったのはちょっと痛かったかなと思うので、最低限の仕事がもう少しできればもっといい打席が増えてくると思います。(第4打席の2塁打については)しっかり狙った球を打てるところだけ待とうと思っていたので、なんとか長打になってくれてよかったと思います。(2戦目で修正できたことについては)見えるところは見えているし、昨日よりはボールに対してしっかり入っていけていると思うので良かったかなと思います。また明日でカードを勝ち越せるようにまた頑張りたいと思います。
アナ 大谷選手が復帰後に初ヒットを放ちました。小宮山さんが仰る通りでした。
小宮山 まあ、今日の対戦がリークということで過去に対戦があったので、ある程度どんなボールが来るかというのは頭の中で整理ができていた。
アナ はい。
小宮山 なので、多分、普通にやれば打つんだろうなと思っていたんですけど、結果が出て良かったです。
アナ そうですね。早速、大谷選手の2安打を振り返りましょう。
【映像を見ながら解説になります】
アナ まずは4回の第2打席です。
小宮山 これも初球から積極的にということで、故障前と同じような感じのバッティングだったので打球速度もありましたしね、
アナ そして、7回の第4打席。
小宮山 こちらの方も体に近いボールを体の回転を上手く使って打ちました。ファーストが上手い選手だったら捕られていたかもしれませんけど、ツキもあると考えられる。
アナ 大谷選手は試合後「打席の感じが昨日より良かった。ボール球に対してしっかり対応できている」と語っています。
小宮山 はい。最初の打席で昨日とはちょっと違うというのがある程度は分かったので、そんな中で今日の活躍は予測できたんですけど。
アナ はい。
小宮山 というのも、体に近いところまで引き付けて強い打球を打つということで、しっかりと強いスイングができている。
アナ うん。
小宮山 まあ、前には飛びませんでしたけども本当にギリギリまで引き付けるバッティングができていたので。まさかボールを打たずにミットを打つとは思わなかったんですけど(笑)
アナ はい(笑)
小宮山 それぐらい自分のスイングができていたんだと思います。はい。
アナ では、その大谷選手についてソーシア監督が語っています。
【ソーシア監督のコメント】
ソーシア ショウヘイは2回ほど力強く打っていた。落ち着いて全球集中していていい打席だった。
アナ この言葉を聞いていかがですか？
小宮山 故障者リストに入っていて、怪我明けですぐにスタメンで使って結果がすぐに出なかったですよね。
アナ はい。
小宮山 なので、使う側の監督としても、多少の不安を抱えていたと思うんですよ。
アナ うん。
小宮山 それが1日で結果が出ることによって、かなりホッとしたんじゃないかなと思いますし、今日1日の流れを見ていても本当に故障者リストに入っていて1ヶ月もブランクがあるなんて感じさせないぐらいに普通にこなしていたので、そこが凄いと思いますね。
アナ 一つだけ気になったのが1打席目で右手一本でスイングしていたりもしたんですが大丈夫ですか？
小宮山 打撃は特に問題ないということで、復帰しているわけですから。片手で振って肘が伸びすぎると心配なんですけど、伸びる前にミットに当たってその前に止まってくれたので、逆にキャッチャーの方が痛いような気がするんですけどね。
アナ 大谷選手としては問題がないということですね。
小宮山 何の問題もない。
以上です。
結果が出たので良かったです。投げる方はしばらくいいんじゃないですかね。
