2018年7月8日にTBSで放送された「S-1」で野村克也がこの日の東北楽天ゴールデンイーグルスvs.埼玉西武ライオンズ戦で色々とぼやき解説をしています。西武の菊池雄星をどのように評価するのかを語っていたりします。

 

西武の先発はここまで8勝1敗のエース菊池雄星

野村 先発菊池と聞いただけで相手の打線がちょっとビビるというレベルまで菊池も来ているんじゃないか。

 

 

4回まで無失点の菊池雄星を見て

野村 あんまり菊池の調子は良くないでしょ。ピッチャーの調子を見る上で一番の基準はストレート。そのストレートが思う所に投げられていないし、伸びがあるようには見えないし。ピッチングがいいのか。楽天のバッターがヘボなのか。

 

 

5回表の中村剛也のタイムリーヒットはかつての教え子であるセカンド渡辺直人のグラブの下を通っていくゴロ それを見たノムさんは

野村 後ろに逸らしちゃいかんわ。ランナーが2塁にるんだから。直人、罰金!

 

 

7回裏に西武菊池は先頭バッターの銀次にストレートの四球

野村 あ~あ。先頭バッターのフォアボールっちゅうのはね、失点率が7割なんだよ。ピッチャーの心理が隠されているよな。『しまったー』って思いがあるでしょうね。フォアボールを出して。

 

 

ノムさんの予想通り、その後にピンチになり内野ゴロの間に点を取られて同点になる

野村 予想通りの展開になったね。1対1。

 

 

8回裏二死1-2塁でバッターが打ったライトへの当たりを外崎が超ファインプレーでキャッチしてアウトに

野村 ナイスプレー。あっぱれもいいとこだ。外に崎と書いて・・・。

 

スタッフ とのさきです。

 

野村 とのさき。(外崎のプレーについて)守備位置でしょ。スタートでしょ。それで、飛び込みでしょ。褒めるところが一杯あるわ。最高のプレーだよ。

 

 

その後、菊池は9回も投げて1失点 ノムさんの評価は?

野村 ちょっと理想が高いかもしれないけど、優勝チームのエースということになると、ちょっと物足りない気がするんだね。投球内容からしてね。優勝チームのエースを我々は何十年も見てきているけど、もう一つ、物足りないような気がするんだけどねぇ。

 

 

10回表に外崎が勝ち越しのソロホームランを見て

野村 入った。今日はスーパーヒーローだよ。外崎。面白い顔してるね。

 

 

10回表2点リードでカスティーヨが登板するも同点に追い付かれる

野村 このピッチャーにはストッパーは無理だよ。球威がない、コントロールがないじゃ何が良くてストッパーをやらせているのか、辻監督。

 

 

11回表に西武が再び勝ち越し、11回裏にヒヤヒヤの継投で逃げ切って前半戦首位ターンの西武をノムさんはどう見たか

野村 やっぱりリリーフじゃない?リリーフ陣が手薄というかね。逃げる能力が西武は欠けているんじゃないの?後半の7回以降は非常に大事になるから、歴代の優勝チームは完璧なストッパーを持って戦っているという、こういう歴史があるわけだから。野球はいつも言うようにピッチャーですよ。原理は簡単で0点で抑えれば100%負けないんだから。それが野球というスポーツの基本だと思うんですね。

 

 

以上です。

やはり誰から見ても西武のリリーフ陣は脆すぎますね。ノムさんは外崎を覚えたでしょうか。

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