2018年7月22日にTBSで放送された「サンデーモーニング」のスポーツコーナーで中日で監督をしていた落合博満がセ・リーグの現状、今後について元ロッテ巨人の張本勲と番組MCの関口宏と共に語っています。
2018年7月22日の試合前の時点の順位表
順位 | 試合数 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | ゲーム差 |
広島 | 81 | 47 | 33 | 1 | - |
巨人 | 87 | 43 | 43 | 1 | 7 |
ヤクルト | 82 | 38 | 43 | 1 | 9.5 |
DeNA | 83 | 38 | 43 | 2 | 9.5 |
阪神 | 79 | 36 | 42 | 1 | 10 |
中日 | 86 | 38 | 47 | 1 | 11.5 |
関口 出身のチームの中日とかは気になりませんか?
落合 いやぁ、今は気になるというよりも、何人か若い選手が出て来ている。そっちの方の楽しみじゃないですか。
関口 そうなんですか。
落合 えぇ。
関口 ということは、今年は諦めちゃっているみたいに聞こえますが(笑)
落合 いや、諦めるというよりも、ゲーム差の11.5よりも、負け数ですよ。(※広島33、巨人43、ヤクルト43、DeNA43、阪神42、中日47)
関口 はい。
落合 だいたい140試合として、80の60と考えて、貯金20になって、60敗は負けられるだろうと。
関口 60敗はもうしても良いと。もう中日なんかだと近いですよ。
落合 いや、だから、2位から6位までほぼ一線なんですよ。
関口 そうですね。負け数が42~47で並んでいますからね。
落合 広島の負け数は33でしょ。
関口 はい。もう決まりみたいなもんですか?
落合 いや、決まりとは言いません。
関口 ハハハ(笑)
落合 10ゲーム差をひっくり返されている年が何回かあるんでね。
関口 ありますよね。
落合 ただ、2位から6位のチームの中でどれか1つは出て来てくれないと、戦えなくなるんだろうと思います。
関口 うん。
落合 下の5チームで潰し合いをしますから。
関口 そうかぁ。
落合 クライマックスシリーズがあるから尚更ね。
関口 見ている方もつまらないですよ。独走を許すというのはね。
張本 そうなんですよね。だから、2位以下は3位以内に入りたいと。クライマックスシリーズに出たいという気持ちが強いんじゃないの。
関口 うん。
張本 広島は届かないと思うんだよね。他の球団には決め手がないからね。
関口 そうですか。
落合 ただ、見ているとね。
関口 うん。
落合 広島って強いと思います?
関口 思います。
落合 思う?
関口 うん。
落合 我々が見ていると、強さのない強さってあるんですよ。
関口 それはどういう?
落合 強いとは思わないんだけども、ゲームが終わったら1点2点負けている。広島が勝っている、そういう野球なんだろうと思います。
関口 それはチームワークなんですか?
落合 何なんでしょうね。まあ、何人かが故障をしても、それに替わる選手が出て来ているということなんでしょうね。
関口 層が厚い?
落合 えぇ。
関口 そういうことか。
落合 それと、外国人にそんなに頼ってないでしょ。今、現在ね。
関口 それもありますか。
落合 ただ、これからの2位から6位の5チームは外国人選手次第ですよ。
関口 そうですか。
落合 これから来年の契約のことがありますから。
関口 なるほど。
落合 彼らは7月から9月は強いですよ。
以上です。
落合はまだ分からんと言ってますけど、ほとんど決まっていますよね。張本の言う通り、下位5球団は決め手がないですからね。